カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

日米首脳会談がドル円相場に与える影響は? 9月末以降の株・為替予測

日米首脳会談が為替相場に与える影響は?

 今月末、日米首脳会談が予定されているが、日米首脳会談はドル円相場にどのような影響を与えると想定されるか。また、それを踏まえて、今後の日経平均株価の動きはどうなるのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、自身の見解について述べる。

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 原稿執筆時点では次回日米首脳会談の日程を9月25日で最終調整しているとの報道がなされています。

 このことから、日米首脳会談が終わるまで大口も積極的な取引を控え、米ドル円相場(以下ドル円相場)がモタモタした展開になる可能性を私は想定しています。仮に9月25日時点でドル円相場が円安方向に動いていたとしたら、アメリカから「為替操作国」などと言われ、何かしら非難を浴びることが想定されるからです。

 ただし、今年はアメリカで中間選挙が実施される年です。過去の傾向を見ていると、中間選挙が行われる年は、ドル円相場が円安ドル高方向に動く傾向が見られます。

 ですから過去の傾向から言って、ドル円相場が9月末以降上昇する可能性は十分、想定されるでしょう。

日経平均株価の年間値幅から見えること

 また、日経平均株価はドル円相場と連動する傾向にありますので、日米首脳会談後にドル円相場が上昇すれば、それに連動して日経平均株価も上昇する可能性が考えられます。

 過去のデータを見ると日経平均株価は年間を通じて最低でも4500円幅くらいは動いています。平均でいうと年間5000円程度動き、年間5500円程度動く年もあります。

 今年を振り返ると、3月に2万369円の安値(くりっく株)をつけていますので過去の傾向をもとにすれば、2万369円+4500円より、2万5000円弱という価格が目標価格として考えられます。

 ですから私は12月中旬までの間に2万5000円弱の価格帯まで上昇している可能性もあると想定しています。

 また、テクニカル分析の観点からも、月足、週足などのレベルで上昇の流れは崩れていない状態にあります。

 以上のようなことを考慮し、私はドル円、日経平均株価ともに、年末にかけて上昇する可能性を意識してトレードをしています。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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