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2018.10.07 13:00  マネーポストWEB

霞が関、桜田門、兜町…「別の意味」でも使われる東京の地名

「桜田門に呼ばれた」とはどんな意味?(江戸城の桜田門)


 一口に「東京」と言っても、下町と山の手ではまるで気風が違うように、街によってさまざまな顔を持っているのが大都会・東京の特徴。そんな東京には、地名が何かの隠語になっている街がいくつもあります。そんな「隠語になっている都内の地名」を紹介しましょう。

【永田町=国会、自民党など】
 ニュース番組のなかでもよく使われ、一般常識として知っておきたい表現。永田町には国会議事堂、自民党本部、首相官邸など、政治関係の主要機関が集中しています。「永田町」という単語は、文脈によって国会、自民党、政治家、政界など、微妙に変化するため、社会情勢や時事問題に通じていなければならず、インテリジェンスが問われます。

【霞が関=役人、官僚、官庁など】
 永田町が政治家の街なら、霞が関は役人の街。霞が関には財務省、外務省、国土交通省、経済産業省……あらゆる省庁がここに集中しているため、このように呼ばれます。永田町という単語とセットで使われることも多いので、セットで覚えておきたいところです。

【桜田門=警察】
 歴史の教科書で必ず学ぶ「桜田門外の変」でおなじみの桜田門は、皇居の内堀に造られた門の1つ。東京メトロの駅名にもなっている桜田門には警視庁本部があります。霞が関とはほとんど離れておらず、警視庁本部の住所も「千代田区霞が関」ですが、警察という特殊なポジションだけに、独自の呼び名になっています。

【市ヶ谷=防衛省、自衛隊】
 日本屈指の高級住宅街・番町の最寄り駅の市ヶ谷ですが、市ケ谷駅から少々歩いた市谷本村町に防衛省があるため、防衛省や自衛隊を表す単語として使われます。作家の三島由紀夫が潜入してクーデターを呼びかけ、割腹自殺をしたのはこちら。なお、かつては防衛庁が六本木(現在の東京ミッドタウン)にあったため、その頃は「檜町(ひのきちょう)」と呼ばれることもありました。

【代々木=共産党】
 こちらはややマイナーですが、日本共産党本部は代々木駅の近く、総武線と山手線の線路脇にあり、かつてはこのように呼ばれることもありました。マスコミや政界以外で使われることは稀かもしれません。

【兜町=証券業界、証券市場】
 こちらもややマイナーな表現でしょうか。ニューヨークの「ウォール街」やロンドンの「シティ」の日本版がこちら。最寄り駅でいえば東京メトロの茅場町駅近くの日本橋兜町には、東京証券取引所があるため、証券業界や証券市場などのことを兜町と呼びます。ただし、最近は外資系を中心に兜町以外の場所に社屋を構える証券会社も増えており、風化しつつある言葉かもしれません。

【二丁目=ゲイ】
 もっとも隠語らしい隠語がこの「二丁目」。住所でいう新宿二丁目に、ゲイバーなどが集中しているため、このような呼ばれ方になりました。テレビで芸能人が使うことも多い単語ですが、どこにでもある二丁目という言葉が一般化したという意味で、特殊な地名隠語と言えるでしょう。

【お台場=フジテレビ、赤坂=TBS、汐留=日本テレビ、六本木=テレビ朝日】
 芸能・マスコミ業界の方たちは隠語を使うのが大好き。テレビ局名を言うかわりに地名が使われることがあります。移転によって呼び名は当然変わり、日本テレビは以前は「麹町」でした。なおNHKやテレビ東京は、地名で呼ばれることはあまりありません。

【両国=相撲】
 大相撲が行われる国技館があるのはJR両国駅の真ん前。一帯には相撲部屋や力士御用達の巨大サイズ専門の洋服店などもあり、両国と言えば相撲の街です。わざわざ隠語として使われるのはレアケースですが、“両国界隈”と言えば相撲のことを指すのが一般的です。

【鮫洲=免許、免許センター】
 こちらも両国と同様、隠語というよりは、「○○と言えば、それしかない街」の1つ。鮫洲は品川から京急でわずか4駅という便利な場所ですが、各駅しか停まらない小さな駅で、「鮫洲」と言えば免許関係の話題です。「鮫洲に行かなきゃ」と言っている人がいたら、「違反者講習だな」と察してあげましょう。中にはもちろん、鮫洲以外の免許センターに行く人も多いです。

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