ライフ

肝臓がん予防の“ニコタマ療法” 3か月~半年で効果期待

ウィルス検査の必要性を説明する川西医師

 国民病とまでいわれたB型肝炎とC型肝炎は、長期間かけて慢性肝炎から肝硬変、肝臓がんへと進行する。血液を介して感染することが多く、集団予防接種による連続注射や血液製剤、輸血が主な原因だ。

 現在、肝臓がんは公的ながん検診の対象になっていない。だが、それをもってとくに検査が必要ないと考えるのは間違いだ。B型肝炎とC型肝炎ウィルスに感染している人は、推定350万人。問題は、現在でも自身の感染に気づいていない人が多いことだ。

 肝臓クリニック札幌・院長の川西輝明医師は、独自に「肝がん検診団」を結成し、北海道全域で潜在的な患者の掘り起こしや、肝炎患者の検診を行っている。

「肝炎ウィルス検査をまだ一度も受けたことがない、という人は今でも少なくありません。B型もC型肝炎も治療薬が進歩して、早期で治療すれば肝臓がんになるのを防ぐことが可能になりました。だから、ぜひ一度検査を受けてほしい」

 川西医師によると、B型やC型肝炎ウィルスの感染が判明した人は、たとえ症状がなくても定期的な検診が必要となるという。

「基本的には、半年ごとに血液検査で肝機能の数値(AST、ALT)をチェックし、エコー(超音波)検査で、肝臓の状態を確認することが必要です」

 加えて最近、肝臓病専門医の中で問題となっているのが、肝炎ウィルスの感染がなく、酒も飲まないのに、肝臓がんになるケースだ。

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン