国際情報

10歳女児がいじめられ親激怒、同級生男児を果物ナイフで殺害

衝撃的な殺人事件が大きな話題に

 中国浙江省温州市で9月下旬、10歳の一人娘がいじめられたことに怒りを爆発させ、小学校に押しかけ、いじめた同い年の男児をトイレまで追いかけて持っていた果物ナイフで男児を数回刺すなどして殺した36歳の父親が逮捕された。この殺害現場の写真が中国版ツィッター「微博(ウェイボ)」で公開されると大きな反響を呼び、「ひどすぎる。10歳の子どもを本気で恨んで、殺すなんて、父親の資格すらない。厳罰に処せられるべきだ」などと、父親を批判する声が多数書き込まれている。

 中国の「光明日報」(電子版)が報じたもので、同紙はナイフを持って、茫然とした様子でトイレに座り込み、撮影者をにらんでいる父親と、その傍らに血まみれになって倒れているジャージ姿の男児の写真を掲載している。

 同紙によると、この日の午後、顔にあざができて、「目が痛い」と泣いて返ってきた一人娘から事情を聞いた男は「この子をこんな目に合わせた奴を殺してやる」と逆上し、近くにあった果物ナイフを持って、すぐさま学校に向かい、娘の教室に怒鳴り込んだ。

 娘を殴った男子児童を見つけた男は「お前が娘を殴ったんだな。お前を殺してやる」などと叫び、男児を斬りつけようとしたが、男児は教室を飛び出して逃げ回った。男児はトイレに入り、個室に飛び込もうとしたが、男の方がすぐに追いかけてきて、男児の行方をふさいで、斬りつけ、何回も男児の身体を刺したという。

 追いかけてきた教師らが血だらけになって倒れている男児と座り込んでいる男を発見。男は駆け付けた警察官によって逮捕された。

 男児は救急車ですぐに病院に運ばれたが、心臓の傷が深く、治療の甲斐なくその日の夜、死亡したという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン