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アプリで結婚した女性漫画家「周囲でも使ってる人が増えた」

男女の出会いは多様化している

 最近、「婚活」のあり方が大きく変わっている。特に20代~30代にとっては、マッチングアプリでの出会いは普通のこととなっているようだ。

 マッチングアプリ「Omiai」を運営しているネットマーケティングによると、ユーザーの半数以上は20代~30代だという。その会員数は2012年のサービス開始から右肩上がりに増えていて、現在は累計340万人が登録しているという。

「マッチングアプリを使う目的」についてのアンケート結果(複数回答可)では、第1位は「真剣に付き合える恋人を見つけるため」と答えた人が8割ほど、第2位は「結婚相手を見つけるため」と、男女ともに先を見据えた出会いを求めているという。さらに、「自分の好みのタイプや求める条件の異性と出会うため」という回答も4割近くある。効率よく自分の条件に合ったパートナーを探すことができる点が、今の婚活世代に合っているようだ。

 実際にお見合いアプリで出会って結婚した経験を描いたコミックエッセイ『アプリ婚』の著書もある漫画家・新里碧さんにそのリアルな実情を聞いてみた。新里さんは彼氏がいないときに、友人に薦められてお見合い系マッチングアプリでの婚活を始めたという。

──実際にお見合い系マッチングアプリで出会った人と結婚して、周りからはどのような反応が返ってきますか?

「まずはびっくりされますね。次に、使っていた具体的なアプリ名を聞かれることが多いです。その後、もっと詳しく教えて欲しいとメールを送ってくる友人もけっこういます。だいたいがポジティブな反応で、みなさんの興味の度合いがうかがえます」(新里さん、以下同)

──マッチングアプリでの婚活を始めたのは5年前の2013年ですよね。当時と今とでは、何か違いを感じますか?

「ユーザーがすごく増えたと思います。自分の周りでも使っている人が増えたという実感があります。また、身近な人がマッチングアプリで結婚したという話も多く耳にするようになりました。私が使い始めた頃に比べて、マッチングアプリの種類も増えてきており、様々なニーズに対応したサービスが出てきている印象です」

──新里さんが使ったお見合いアプリは、いわゆる“出会い系”とはどう違うのでしょうか。

「マッチングアプリにもいろいろな種類がありますが、“お見合いアプリ”と呼ばれるものの多くが、登録時に審査があったり、監視体制が整っていたり、ユーザーが安心して使えるようにきちんと運営がなされているとされます。そこが、多くの人が危険なイメージを持っている従来の“出会い系”との大きな違いでしょう」

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