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ドル円相場は上昇継続? 10~11月に意識すべきポイント

2018.10.11 20:00

 円安基調が続いている米ドル円相場だが、「そろそろ下落に転じるのではないか」と懸念しているFX(外国

 円安基調が続いている米ドル円相場だが、「そろそろ下落に転じるのではないか」と懸念しているFX(外国為替証拠金取引)トレーダーも少なくないだろう。今回はFXのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、今後の米ドル円相場を見通すうえで、意識すべきポイントについて解説する。

 * * *
 今後の米ドル円(以下ドル円)相場の見通しについて、私の考えをお伝えします。

 まず、10月2日時点での売買比率(くりっく365)を確認すると、売り残:約55.4万枚、買い残:約38.1万枚となっていて大幅に売りポジションが多い状況にありました。売りポジションが多いときの相場は下げづらくなります。

 また、月足、週足のドル円チャートで移動平均線(トレンド系のテクニカルツール)を確認すると買いサインのままの状況です。月足チャートでは短期線が長期線を上抜くことはできていないものの、週足チャートでは、ゴールデンクロスの状態となっています。

 ただし、注意すべき点もあります。

◆10月、11月の注意点

 特に10月は過去の例から言って気を付けるべき月です。

 振り返るとブラックマンデーをはじめとする相場に大きい影響をもたらした事件の多くが10月に起こっています。

 米中の貿易戦争についてはマーケットが慣れてしまい、すでに織り込み済みの様子もあります。9月末に行われた日米首脳会談も軟着陸し、直近で何か大きな問題に発展するということも考えにくい状況にあります。

 そう考えると、現時点で何かしら大きな事件が起こる前兆はないように思えるかもしれませんが、アノマリーから言って10月は気を付けておかれると良いでしょう。

 他にも、リーマンショックが起こってからちょうど10年目にあたる、ということも気になるポイントです。もちろん、ちょうど10年の節目に必ず何かが起こる、ということではありませんが、意識しておきたいところです。

 また、11月は外資系企業の中間決算月にあたりますので、11月には決算対策の売りが出てくる可能性も想定されます。

 さらに今年はアメリカの中間選挙が11月の上旬にありますので、その結果が相場に影響を与えることも考えられます。

 仮に10月に下落が見られなかったとしても「外資系企業の中間決算」「米中間選挙」などの影響によって11月に調整安が入る可能性も考えられます。

 テクニカル分析から言ってドル円相場の大きい流れは買いのままであり、大きな事件などがなければ年内に1ドル=116~118円まで上昇してもおかしくないと私は見ていますが、お伝えしたようなことは意識されておかれるのが良いでしょう。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も配信中(http://yukikov.jp/)。

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