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30年を超えて愛される「一風堂」 ファンを魅了するトッピングの魔力

一風堂の『赤丸新味』。香味油と辛みそが載っている

一風堂の『赤丸新味』。香味油と辛みそが載っている

 10月16日、「一風堂」が創業33周年を迎えるにあたり、33店舗限定で昼330杯、夜330杯の計660杯を無料でふるまうイベントなどを実施した。日本全国で豚骨ラーメンを楽しむことができるチェーン店が「一風堂」だが、息の長い人気の秘訣は何なのか。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が説明する。

「一風堂の1号店は1985年に福岡市中央区にオープンしました。1995年、東京恵比寿に東京1号店がオープンし、そこから徐々に全国的に展開し、現在は暖簾分けも含めて日本国内で130店舗以上が営業しています。また、2009年にシンガポールに進出して以降、海外展開も力を入れており、すでに70店舗以上が海外で営業しています」

 博多の豚骨ラーメンというと、基本メニューは豚骨ラーメンのみ、豚骨の匂いが強烈、店構えもどちらかといえば必ずしもオシャレではない……などというイメージを抱いていた人も多かったかもしれない。しかし、一風堂はそういったイメージを覆した。

「店舗は清潔でBGMにはジャズが流れるというオシャレな雰囲気。女性でも気軽に入れる豚骨ラーメン店となっています。あの独特な豚骨の匂いがほとんどしないのも特徴的。たしかに本場・福岡の人にしてみれば、物足りなさもあるかもしれませんが、誰でも入りやすい店構えであるがゆえに、全国区で人気となっているという側面もあるでしょう」(小浦氏)

 メニューもオーソドックスな豚骨ラーメンの「白丸元味」(790円、東京・恵比寿店での税込み価格。以下同)と、特性の香味油と辛みそを咥えた「赤丸新味」(850円)の2種類が定番となっている。

「ひとつのラーメンのなかで様々な味を楽しめるのが『赤丸新味』の特徴。『タンメン野菜』(200円)や『明太子』(200円)などのトッピングを合わせることで、さらに味の広がりを楽しめます」(小浦氏)

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