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2018.11.04 15:59 週刊ポスト
「アホ・バカ分布図」著者第2弾、放送禁止用語に切り込む

全国方言マップ
日本各地で「女性器」の呼び名は全く違う──こんなことを膨大な史料を紐解いて大真面目に研究した奇書がある。その名を『全国マン・チン分布考』という。
著者の松本修氏は、テレビ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)のプロデューサーとして1991年に、日本全国で「アホ」「バカ」どちらが用いられているかの境界線を探る「アホ・バカ分布図」なる企画を放送した人物だ。松本氏が番組の成果をまとめた著書『全国アホ・バカ分布考』は当時、ベストセラーとなった。反響は大きく、ある女性視聴者から“第2弾”を求める次のような投稿が番組に寄せられたという。
「私の『おまん』、どこに行ったか知りませんか?」
京都出身で東京の職場で働いていた投稿者の女性が、地元銘菓の「饅頭」を配った時のこと。自分の饅頭がなくなり、上司にそう尋ねると、「お前、昼間から何いってるんだ」と大笑いされた──というエピソードだ。京都では饅頭を「おまん」と呼ぶため、女性は何がおかしいのか分からなかったが、東京の人間には「女性器」を指す言葉に聞こえてしまったのだ。
「もうこんな恥ずかしい思いはしたくないので、この言葉の全国方言分布図を作ってほしい」──女性の熱い思いを受け取った松本氏が、当時をこう振り返る。
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