「心電図とともに心臓の血管を立体的に撮影し、心臓の動きや心筋の厚さ、血液の拍出などを観察します。通常の健康診断で行なう心電図や、レントゲンでは把握できない、心臓の血管の狭くなっている部分を確認でき、冠動脈の状態を詳細にチェックできます」(高橋医師)
心臓MRIは、全国の検査病院などで受診できる。保険適用はなく、高橋医師が院長を務める東京国際クリニックでの検査費用は4万3200円だ。
「心臓MRI検査で狭心症が見つかったら、ステントなどを使った治療に移行します。狭心症の段階で治療を開始できれば、その先の心筋梗塞や心不全を未然に防げる可能性が高くなります」(高橋医師)
※週刊ポスト2018年11月16日号