ライフ

新そば尽くし! 自家製粉の「東京のそば名店」4選

粗挽きせいろ(1080円)

 江戸っ子も珍重し、競って食べた季節の恵み──新そばの季節がやってきた。口に入れたときに広がる香りは、食欲の秋の醍醐味と言える。ここでは、東京で新そばが味わえる自家製粉の店を紹介しよう。

●『玉笑』(明治神宮前)
 閑静な住宅街に佇むミシュラン一つ星店。黒い殻の粒が存在感を放つそばをすすると、野趣あふれる風味が口の中にふわりと広がる。もちもち、ざらざらとした食感も楽しい「粗挽きせいろ」で使うのは、“そばの実の最高峰”と呼ばれる茨城県常陸太田市産の「常陸秋そば」がメイン。同市水府地区の契約農家7~8軒から仕入れる玄そば(殻付きのそばの実)は、手刈り天日干しで香り高く、日々、店で石臼で挽いて製粉する。

「秋の新そばはもちろん、収穫から1年後の熟成したそばも力強い香りで美味しい」(店主・浦川雅弘氏)

 これに、栃木県で自家栽培しているそばの実を1割程度ブレンドし、絶妙な風味に仕上げている。12月中旬から茨城県常陸太田市産、栃木県産の秋の新そばを提供予定。

・住所:東京都渋谷区神宮前5-23-3
・営業時間:火~金11時半~14時半(L.O.)、18時半~20時半(L.O.)/土11時半~15時半(L.O.)、18時~19時半(L.O.)/日・祝11時半~16時半(L.O.)※売り切れ次第終了
・定休日:月曜日(日曜日・祝日が休みの場合もある)※臨時休業あり

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン