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2018.11.08 07:00  マネーポストWEB

日経新聞コラムで話題 「孫正義・経団連会長」の現実味

待望論ある孫正義氏が経団連会長に就任する可能性はあるのか(AFP=時事)

 名だたる大企業のトップが役員に名を連ねる経団連。その会長は「財界総理」と呼ばれ、発言には政府の経済政策を左右する重みがあった。

 だが、近年「財界の総本山」の威厳や求心力は急速に萎み、総理大臣や財務省・経産省の「政策追認機関」と揶揄される。そんな“軽団連”のトップに、“あの異端の経営者”を据えて立て直すべきだという意見がにわかに巻き起こっている。もしも実現したら、日本経済に何が起きるか。

〈孫正義氏を経団連会長に〉──そんな“推薦文”が載ったのは、日経新聞のコラム「大機小機」(10月17日付)だった。

〈劇的な変化の時代にあって(中略)もはや「サラリーマン経営者」をリーダーとみなさない例が増えてきた。そこに「孫氏を経団連会長に」との待望論につながる深層がある〉

 経団連会長は、名だたる重厚長大産業の企業トップが顔を並べてきた。現実には考えづらいシナリオのはずだが、なぜ“財界機関紙”の異名をとる日経に待望論が掲載されたのか。『孫正義に学ぶ知恵』の著書がある作家の大下英治氏が語る。

「いまの経団連は安倍政権べったり。政治に追従するばかりで機能不全に陥っている。重厚長大の産業がいまだに幅を利かせ、極端な変化を嫌って政府と組んで商売をしている。これでは新しいものは生まれない。

 その点、孫正義は企業に『政府に頼るな』と言い、既得権益の開放をめぐっては『自分は政府と喧嘩ばかりしていた』と言い放ってきた。孫氏なら“何かやってくれる”という期待感が生まれるのは当然です」

 事実、孫氏は経団連の名だたる代表的企業とは一線を画す経営手法と経営哲学でソフトバンクを時価総額9兆円超(国内第3位)の企業に成長させてきた。

 先日発表されたトヨタ自動車との合弁会社設立も、豊田章男社長が孫氏の元へ出向き、提携を持ちかけた。

「社長経験者が経団連の歴代会長に名を連ねる『世界のトヨタ』からすれば、ソフトバンクのような“一代企業”は、長く格下扱いしてきた存在のはず。豊田社長から協力を仰いだとすれば、財政界で孫氏の存在がそれほど無視できない存在になっていることの証左ではないか」(経済誌記者)

※週刊ポスト2018年11月16日号

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