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「生命保険」の基本を解説 死亡保険、医療保険、それぞれの特徴は?

これだけは知っておきたい生命保険の基本を解説

「生命保険はわかりにくい」という印象がある。それは他社の商品と比較されないように保険会社があえてわかりにくくしている側面もあるからだ。だが、基本さえ押さえれば仕組みは単純だ。

 毎月、保険会社に支払うお金を「保険料」、支払う期間を「払込期間」、保障の対象となる人を「被保険者」、何かあったときに受け取れるお金を「保険金」、受け取れる期間を「保険期間」という。

 生命保険は大別すると「死亡保険」と「医療保険」に分かれる。

死亡保険とは?

 家計を支える働き手が亡くなったとき、残された家族が保険金を受け取る保険だ。タイプは主に3つ。「定期保険」と「終身保険」、「収入保障保険」だ。それらを組み合わせた保険もある。

【定期保険】「保険料を払っている10年の間に死亡したら、1000万円を支給する」などと保険期間が定められた死亡保険。途中で解約したり、満期になっても返戻金がない、いわゆる「掛け捨てタイプ」だ。

【終身保険】保険期間は一生で、死亡したら保険金を受け取れる保険。必ず保険金が下りるが、定期保険に比べて保険料が高いのが特徴。掛け捨てではなく、解約した場合は返戻金が受け取れる。

【収入保障保険】一家の働き手が死亡もしくは高度の障害を負った場合、一時金ではなく「毎月5万円」「毎月10万円」など家族の生活費の不足分を分割して保障するタイプの保険。

医療保険とは?

 病気やけがのリスクに備える保険。入院や手術時に給付金を受け取れる。高額とされる医療費の負担に備えることができる。

【がん保険】医療保険の一種。がんと診断された場合、またはがんで入院、手術した際に給付金を受け取れる。保険料の支払期間だけ保障される「定期がん保険」より、保障が一生続く「終身がん保険」が一般的。また、先進医療など高額な治療に備えるための「先進医療特約」などのオプションがある。

※女性セブン2018年11月15日号

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