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2018.11.12 11:00  週刊ポスト

逃走23日間に何を?「松山の脱獄囚」から届いた手紙の壮絶

 向島と違い、この民家には人がいたが、住人の男性は日中に数時間帰宅するのみで、平尾受刑者と接触することはなかった。

〈風邪が治って29日、バイクを盗んで、あき長浜(編集部注・安芸長浜)駅というところでバイクのガソリンが無くなり、電車でなぜか広島駅まで行ってしまい、ネットカフェで3時間〉

 そして店を出た4月30日、逃走劇は終わりを迎えた。

「似た男がいる」

 同日11時25分、ネットカフェ店員が警察に通報。

〈どこに行けばいいのかわからず、大通りを5分位歩いていました。交番の前に警官が立っていたが、全然気付かれず、だが直後に横の道路を走っていた覆面パトカーに見つかり、まだ心の準備ができていなかったので、逃げてしまい、でも20mくらいで捕まりました。捕まって最悪という気持ちはなく、とても安心しました。精神的にも体力的にも疲れてました〉

 身柄を確保された平尾受刑者は、単純逃走と窃盗罪に問われ、9月28日に松山地裁で下された判決は懲役4年。控訴はせず、関西地方の刑務所で服役している。

〈再スタートの場でもあり、出所までの長期間を泣いても、悩んでも、苦しんでも、必死で生活しなくてはいけない〉

 今度こそ、逃げずに自分の罪と向き合ってほしい。

※週刊ポスト2018年11月23日号

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