ライフ

京都丹後鉄道女性スタッフ、90歳男性との泣きそうな思い出

京都丹後鉄道のアテンダント、清水舞さん

 全国のローカル鉄道で運行が広まっている観光列車は、ただ景勝地を走るだけのものから、車内で沿線のガイドを行ったり、名物料理を提供するなど幅が広がり、専門のアテンダントが乗車してサービスすることが増えている。京都府の日本海側で運行する京都丹後鉄道(WILLER TRAINS株式会社)でアテンダント歴9年になる清水舞さんに、揺れる列車のなかでの仕事について聞いた──。

 * * *
 5年前から観光列車の運行が始まり、車内でお料理を提供したり、観光ガイドをするようになりました。10年前の入社当初は、普通列車の車掌をしていたので、まさかここまで仕事内容が変わるとは思いませんでした(笑い)。揺れる車内でお料理やお飲み物を出す時は、今でも緊張しますね。

 私を含め、現在9名のアテンダントが在籍していますが、どうすればお客様にもっと喜んでいただけるかを、常に話し合っています。車内販売用のお菓子やグッズのアイデアを出し、採用されることもあります。

 先日は90歳の男性が乗車されました。最後に「また乗りに来てくださいね」と伝えたら、「ありがとう」と泣いて喜んでくださり、私も泣きそうなほどうれしくって。毎日が充実しています。

●京都丹後鉄道(WILLER TRAINS株式会社) /京都府北部、日本海に突き出した丹後半島で、宮豊線(宮津~豊岡)、宮舞線(宮津~西舞鶴)、宮福線(宮津~福知山)を運行。海と素朴な田園風景を眺めつつ、福知山~天橋立・天橋立~西舞鶴の区間を走るレストラン列車「丹後くろまつ号」、カフェ列車「丹後あかまつ号」、予約なしで乗車ができる「丹後あおまつ号」などが人気を集める。下写真は「丹後くろまつ号」の天然木を贅沢に使用した車内

撮影■槇野翔太

※週刊ポスト2018年11月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン