その時期に放送されていた連続ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』では前田敦子が「LITTLE BOY」と書かれたTシャツを着ているシーンがあったため、原爆被害者を揶揄している、と大騒ぎになった。
さらに、同時期に放送された連続ドラマ『それでも、生きてゆく』では、小道具として写真週刊誌『MONDAY』が登場したが、表紙に「JAP18」と書かれていた。さらには、同年2月、『笑っていいとも!』の好きな鍋ランキングでキムチ鍋が全世代で1位だったことなども蒸し返され“反日テレビ局”認定が激化した。これが影響したかどうかの因果関係は示せないものの、以後フジテレビの不調は長く続いた。中川氏はこう続ける。
「『ほこ×たて』では企画に協力した当事者が“覚悟の告発”をしたことから、その方の勇気を称える向きもありました。今回はやらせを報じたメディアに対して『よくやった!』と称賛するのではなく、むしろ『重箱の隅をつついて!誰も幸せになれない挙げ句、みんなが不愉快になる』という『私達の楽しみを奪わないで!』的なコメントもありました。普段から評判のよかった日テレ及び同番組がネットの空気も好意的なものにしたのではないでしょうか」
日々の評価が大事だということか。