スポーツ

SBホークス データから効率良い守備・走塁をAI分析

走塁の評価は難しいが…(撮影/藤岡雅樹)

 今年のプロ野球は福岡ソフトバンクホークスの2年連続日本一で幕を閉じた。故障者が続出したホークスはシーズン開幕から苦戦したが、後半から首位を猛追。リーグ優勝こそ埼玉西武ライオンズに譲ったものの、CSではそのライオンズを破り、日本シリーズでも広島東洋カープを圧倒した。

 ホークスの選手層が厚いのは確かだ。ただその陰には、12球団一のデータ分析力によるサポートがあった。IT企業のライブリッツ株式会社と提携し、ヤフオク!ドームで測定した弾道測定器「トラックマン」で取得したデータなどの解析を行っている。

 それに加えて、ホークスはライブリッツ社が開発した最新システムを今年から導入。それが「野球選手AIトラッキングシステムFastmotion」(以下、選手AI)だ。

 高性能カメラで撮影した映像データを解析して、選手の動き(走者や守備につく野手の動き)をデータ化。走者は適切なコースを走れているか、シチュエーションごとにどんな守備シフトが敷かれているか、守備範囲、位置、反応速度はどうか……などが一目瞭然となり、戦術や選手評価に活用できる。特に守備・走塁を重視する日本の野球には、重要な分析だろう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン