私が知る景子さんは、ネットワーキングやセルフプロデュースを含めたプロデュース能力に長けていて、実にマメで軽やかにコミュニケーションをとれる人。
忙しいのに、自身が顔を出せば先様が喜ぶと判断したら、どんなに短時間であっても足を運び、挨拶をする人なのである。
ワイドショーでは、離婚した後に九州の後援会の地元の祭りに訪れたり、離婚届けを提出する数日前に行きつけの中華料理店に夫婦で行き、仲睦まじいツーショット写真を撮り、公開したのは「なぜなんだろう」と盛んに取り上げていたが、その答えは「景子さんだから」だ。彼女は多くの人を前にすればするほど活きる人であり、仕切るのも得意技。フジテレビ時代、「チーママ景子」と呼ばれ、出席している男性の年齢によってカラオケの歌を歌い分けた“伝説”の持ち主でもある。相撲部屋のおかみさんに、決して向いていない人ではなかったのである。
この先も、しばらくの間、いろいろな話が出てきてしまうかもしれないが、たとえば手記の執筆をはじめ、景子さんへの新たな仕事のオファーは既にたくさんきているのではないか。
五十路になっても、まだまだ本当に美しいし、トークショーをするにしても、本を出すにしても“ネタ”には困らないし、女子アナ時代、景子さんと仕事をしていた多くのタレントは、また彼女と仕事をしたがると思う。
どんどん表に出て、20代の頃の「河野景子」を取り戻してほしい。私は早くそれが見たい。