M-1放映後にGYAO!で配信されていた記者会見でも『上が詰まっているお笑い界に新しい風を吹かせ、次の世代を作りたい』と語っていましたが、まさに平成世代が生み出した漫才の最高傑作だと思う。漫才も面白いですが、僕が一番好きなのが彼らのフリートーク。ラジオがなにより最高なんです」(Aさん)

 Aさんがいう“ラジオ”とは、彼らの初の冠ラジオである『霜降り明星のだましうち』(ABCラジオ)のことだ。10月で1周年を迎えた同番組は、M-1敗者復活戦にも登場した後輩芸人「からし蓮根」をはじめとする芸人仲間や、アーティスト・岡崎体育らも愛聴しているという。

 放送初回からの“お月ちゃん”(同番組リスナー、ファンの愛称)だという女性・Bさん(29歳)はその魅力をこう語る。

「霜降り明星の仲の良さ、高い教養、フリートーク力が冴え渡るラジオです。ショーレースや劇場の裏側がリアルタイムで知れる、今一番面白い芸人さんのラジオだと思う。ラジオではボケ担当のせいやさんの方が、粗品さんにズバズバとツッコミを入れていく印象。麻雀、競馬、パチンコと、粗品さんの生粋のギャンブラー生活が垣間見えるところも面白い。せいやさんは昭和歌謡曲が好きで、とくにアグネス・チャンさんのファンだったり、粗品さんがクラシック音楽に造詣が深かったりと意外性もある。

 コーナーも充実していて、過去にはせいやさんのモノマネの巧みさを生かして『武田鉄矢』『アウトレイジ』『カイジ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのセリフで遊ぶコーナーや、すぐにムカついてしまう粗品さんの『むかつきますねえ』というコーナーなど、盛りだくさんです。

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