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2018.12.06 15:59  週刊ポスト

「ピンク四天王」座談会 熱い数々の思い出とセーラー服

座談会は180分に及んだ

佐藤:ピンクは低迷期に入ったけど、AVは黄金期だったよな。

サトウ:その後デビュー作『獣─けだもの─』を撮るんですが、タイトルは何案も出して難航。当時はすでにピンク出身で一般映画を撮る監督が出ていたから、卑猥すぎるタイトルには気をつけてた。デビュー作は一生ついて回るから(笑い)。

瀬々:俺は原発や新興宗教をテーマにした脚本を映画会社に持って行ったら「うちは成人映画を作る会社であって政治映画を作る会社じゃない」と言われてしまって。やはりデビュー作は初期衝動の原点が詰まるから。

──もっとわかりやすいエロを作ってくれと?

瀬々:そう。それで別会社から「女子高生ものの企画なら通りやすいから」と言われて作ったのが『課外授業 暴行』。その時、佐藤さんの助監督を3年やって29歳。これで無理なら田舎に帰ろうって思ってた。

佐藤:またまた!!

瀬々:だって佐藤さんの作品は地下室とか昼夜わからない所での撮影が多くてスタッフはほぼ監禁状態。辛くて辛くて(笑い)。

佐藤:そんなだった?

── 一方で佐野さんは自主映画時代から脚本と監督と主演を自らこなすスタイルを確立させてピンクデビューするわけですが。

佐野:『監禁 ワイセツな前戯』はもうずっと撮りたい映画で、5年間温めてた。たまたま他の監督が撮る予定の枠が空いて、急遽、僕が撮れることになった。

佐藤:デビュー作って思いがマグマのように熱い。瀬々のデビュー作を見た時なんか、かつての面接時に俺が「ピンクは頭で考えちゃダメ。体で覚えるものだ」って言った言葉が反映されてる感じが伝わってきて、嬉しくてトイレで涙流したよ。

瀬々:それは初耳だな。あの時、言ってくれたら良かったのに(笑い)。

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