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2018.12.06 15:59  週刊ポスト

「ピンク四天王」座談会 熱い数々の思い出とセーラー服

瀬々:裸っていうのはタブーで、その裸を提示するのはタブーを犯すってこと。我々の時代はそのタブーが力になってた。

佐野:人間の剥き出しの感情を描く時、裸は欠かせない。単純に裸を見せる見せないという問題だけじゃなくてね。

サトウ:ピンク映画を守りたいって思いは少なからずあった。

瀬々:4人だから勝負できたというのはある。フランスのヌーベルバーグだって1人じゃ運動にならないし。今はピンクを流す映画館もどんどん閉館する中で、今後、なにをもってピンク映画とするのか、そこをどう考えるかだと思います。

佐藤:評論家みたいなシメだな。俺は若手を含め他人のことを気にする余裕は今もまだない。世の価値観を疑ってそれを表現したいと思う奴がいる限り、形は違えどピンク映画は終わらない。俺はそう思う。

●佐野和宏/1956年、静岡県生まれ。数々のピンク映画に俳優として出演した後、1989年『監禁 ワイセツな前戯』で監督デビュー。2011年に咽頭がんで声帯摘出するも2015年に『バット・オンリー・ラヴ』で監督、脚本、主演作として復帰。

●佐藤寿保/1959年、静岡県生まれ。滝田洋二郎らの助監督を務め1985年『狂った触覚(激愛! ロリータ密猟)』で監督デビュー。最新DVD『可愛い悪魔』がハピネットより発売中。

●瀬々敬久/1960年、大分県生まれ。1989年『課外授業 暴行』で監督デビュー。今夏、助監督時代から温めた超大作『菊とギロチン』が公開され、現在は最新作『楽園』(2019年公開)を仕上げ中。

●サトウトシキ/1961年、福島県生まれ。1989年『獣─けだもの─』で監督デビュー。日本映画学校で講師をしながら今年2月には最新作『名前のない女たち うそつき女』が公開。同作品のDVDも発売中。

■司会進行/林田義行(ピンク映画専門誌『PG』編集長)

※週刊ポスト2018年12月14日号

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