1983年『矢切の渡し』で日本レコード大賞の大賞を受賞


「それまでは演歌歌手のイメージといえば、着物か地味なスーツ姿でしたが、細川さんは和装も洋装も、明るい独特な服装で演歌歌手のイメージを一変させました。その衣装はほとんどが和子さんがコーディネートしたものでした。細川さんの私服はヴェルサーチやエルメスですが、それも和子さんのアドバイスだそう。細川さんが欽ちゃんの目に止まったのは、彼生来の明るい性格もありますが、和子さんが作った“イメージ”によるところも大きかったんじゃないかと思います」(スポーツ紙記者)

 人気の広がりとともに、歌も爆発的なヒットを記録した。1982年に『北酒場』、1983年には『矢切の渡し』で2年連続で日本レコード大賞の大賞を獲得。1984年には『浪花節だよ人生は』で最優秀歌唱賞を受賞し、日本レコード大賞の主要“3冠”を達成した。

 2005年、所属していた大手事務所から独立し、個人事務所を設立。事実上のトップとして事務所を切り盛りしたのは、やはり和子夫人だった。

「彼女は細身の美人で、いつも黒い服を好んで着ていましたが、すごく華やかな女性でしたね。飲みっぷりがよくて、気っぷがよくて。ここぞという時には、相手がビビるくらいの迫力がありました」(別の音楽関係者)

 しかし、事務所のトップになっても、「細川第一主義」は変わらなかったという。

「“あなたはそのままでいいのよ”とすべてを肯定して、細川さんが気持ちよく歌えるように気を配っていました。それを人前でも徹底していたのには、頭が下がりましたね」(前出・芸能関係者)

※女性セブン2018年12月20日号

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
JALの元社長・伊藤淳二氏が逝去していた
『沈まぬ太陽』モデルの伊藤淳二JAL元会長・鐘紡元会長が逝去していた
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン