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2018.12.09 07:00  週刊ポスト

競馬で「ルメールを買わない」選択をすべきレースとは

 勝率1割というのはけっして低い数字ではないが、3番人気でルメールなら、もっと勝っていてもよさそうな気がする……こう書くと、強い馬ばかりに乗っているから勝ち星が多いと誤解されがちだが、それは違う。そもそも、人気馬を人気通りに勝たせられること自体が至難。勝って当然と思われるプレッシャーを克服する精神力は並大抵ではない。

 3番人気で勝率が低くなるのは、馬の力や実績だけを考えれば6、7番人気なのに、ルメールへの期待込みで、3番人気に押し上げられているケースが多いと思われる。つまり「3番人気馬にルメールが乗る」のではなく、「ルメールが乗るから3番人気」になるのだろう。

 単勝オッズで見ると、1倍台の時の5割2分をはじめ、2倍台で3割4分、3倍台、4倍台も2割半ばの高勝率だ。それが5倍台になると、勝率は1割そこそこになる。これも本来ならば7~8倍以上なのに、「ルメールだから」5倍台にまで押し上げられているのではないか。ノーザンファーム生産馬だったり、有力厩舎だったりすると、さらに人気が上乗せされてくるはず。勝つこともあるが、「3番人気」「単勝5倍」あたりをメドに、ルメールにしては勝率が低くなってくる。

 ルメールが今年単勝10倍以上で勝ったのは、安田記念のモズアスコット(9番人気、15.7倍)と、菊花賞のフィエールマン(7番人気、14.5倍)、それにJBCスプリントのグレイスフルリープ(4番人気、12.0倍)の3鞍だけ。相手関係で低評価だったが、GIに出走してくる馬の能力を見事に引き出している。しかし未勝利戦や下級条件では、ルメールが乗ったというだけでガラリと変わる馬ばかりではない。

●ひがしだ・かずみ/今年還暦。伝説の競馬雑誌「プーサン」などで数々のレポートを発表していた競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のライター。

※週刊ポスト2018年12月14日号

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