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2018.12.19 15:59  週刊ポスト

『デラべっぴん』の英知出版 全盛期の部数は月100万部超

本橋:でも英知出版の社長・山崎紀雄さんは、大日本印刷の部長と肌色の色合いをずっと詰めていたそうです。

東良:ヌードは肌色が命ですしね。その頃からポートレートやヌードを望遠レンズで撮って、背景をぼかすのが主流になりますが、質の高い印刷だとよりそれが活かされます。お金をかけてクオリティを高めた英知出版は大成功を収めたわけです。僕も自分が編集長を務めた雑誌『ボディプレス』で、宇宙少女のひとりを撮影しようとしたら、ギャランティーが相場の3倍でビックリしました。

沢木:1984年には『ザ・ベストマガジン』が創刊され、最盛期は100万部発行の雑誌でした。

本橋:創刊号の表紙は大原麗子。大メジャーな女を載せていたね。

東良:一般的なエロとしては素晴らしいんですが、個人的には僕ら世代のエロ本編集者の考えるエロではなかった。妙にスタイリッシュで、写真も撮り方からして違う。出演するモデルに「憧れの女の子」感はなかった。のちの加納典明氏の『月刊THE TENMEI』も妄想や憧憬を排除した直接的なエロでした。

沢木:それも含めて何をやってもOKということで、あの時代はエロ本が大いに盛り上がっていたということでしょうかね。

東良:ところが、2000年代に入ると翳りが見えはじめ、エロ本にDVDが付くのが当たり前になりましたが、売り上げ的には今や風前の灯火です。

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