• TOP
  • コラム
  • 北島三郎、紅白で『まつり』熱唱は戦後最長の景気拡張サインか

コラム

2018.12.21 16:00  マネーポストWEB

北島三郎、紅白で『まつり』熱唱は戦後最長の景気拡張サインか

紅白での『まつり』熱唱が年末年始の景気にプラスに働く?(北島三郎)

 2018年大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」に、北島三郎(82)が特別出演することが決まった。2013年に史上初の50回出場を果たして紅白を「卒業」しているのだが、「平成最後の紅白でサブちゃんを見たい」という視聴者からの熱い要望を受け、5年ぶりに大舞台を盛り上げてくれるという。

 51回目となる紅白で北島が歌うのは、代表曲のひとつである『まつり』だ。持ち味である豪快かつのびやかな歌声で自然の恵みへ感謝し、豊作と大漁を祝う威勢の良い楽曲だ。2013年末に最後の紅白として『まつり』を歌った時は、瞬間最高視聴率50.7%を記録するほど、視聴者の関心を集めている。

 今回の特別出演は、紅白の盛り上がりだけにとどまらない影響があるという。景気とジンクスの関係に詳しい三井住友アセットマネジメントのチーフエコノミスト宅森昭吉氏によれば、「年末年始の景気に大いにプラスに働く可能性がある」という。宅森氏が語る。

「北島三郎さんは過去50回もNHK紅白歌合戦に出演してきましたが、『まつり』を歌ったのはそのうち6回です。その6回ともすべて、景気は拡張局面にありました」

『まつり』と、景気にいったい何の関係があるというのか。宅森氏は以下のように読み解く。

「ご存じの通り『まつり』は大変威勢のいい曲で、景気の良い時でないと歌いにくい雰囲気があります。国民的な注目度の高い紅白の舞台で歌えるということは、景気が良いことの証です。2018年は日本列島が多くの災害に見舞われて自粛ムードになってもおかしくなかったが、日本経済にはそれを乗り越える力強さが見られたと考えられます」

 過去の北島が紅白で歌った楽曲を振り返ると、バブル経済の崩壊が鮮明になった1992年と、東日本大震災があった2011年の紅白で歌われた『帰ろかな』は、故郷を想うしみじみとした楽曲である。

 北島の紅白出演の発表とほぼ同時期に、2012年12月起点とする景気回復の長さが高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目に長い景気回復となったと発表された。これが2019年1月まで継続すれば戦後最長となる。御年82歳のサブちゃんにはぜひともド派手なステージに大漁旗をたなびかせ、高齢化に悩む日本経済を元気づけてほしいものだ。

文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)

関連記事

トピックス