• TOP
  • コラム
  • サビ、ハモる、アコギ、MC… ライブでよく使う音楽用語の語源は?

コラム

2018.12.22 17:00  マネーポストWEB

サビ、ハモる、アコギ、MC… ライブでよく使う音楽用語の語源は?

ライブを見に行った時によく使うあの音楽用語の意味は?


 CDが売れなくなった今、アーティストたちが活路を見出しているのがライブ。CDは今や“販促ツール”と化し、ライブで食い扶持を稼ぐのが当たり前になっています。その象徴が音楽フェスの大流行ですが、フェスには行ってみたものの、音楽通たちの会話の輪に入れず、寂しい思いをしている人もいるのでは? ライブを見ている時、もしくは見た後に感想を語り合う時によく使われそうな用語と、知ってるようで知らないその語源を紹介しましょう。

【サビ】
 これはいくら何でも基本的すぎる単語でしょうか。いささか抽象的な言い方になりますが、「その曲で一番盛り上がる部分」のことを「サビ」と言います。

 その語源は諸説あるようで、まず「侘び寂び(わびさび)」の「寂び」から来ているという説。老熟して趣のある声のことを「寂声(さびごえ)」と呼び、そこから派生したと考えられています。

 おもしろいところでは、寿司で、わさびのことを「サビ」、わさびを抜いたものを「サビ抜き」と言いますが、そのサビから来たという説もあるようです。たしかに、わさびが入っていると刺激的な味がするので、転じて曲中のインパクトのある部分をサビと呼ぶようになったのかもしれません。

 ポップス、ロックを問わず、多くの曲は、イントロから最初のメロディーに入り(=Aメロ)、少しメロディーが変わり(=Bメロ)、そしてサビに行くというスタイルで進行します。文字にすると難解なようですが、実際に何かの曲を聞けば、すぐに分かると思います。

例文:「最後にやった曲、Bメロからサビに行くところが特にカッコいいよね」

【ハモる】
 これもご存じの方は多そうですが、「ハモる」の「ハモ」は、ハーモニー(調和)のこと。これが動詞化し、複数の音を声で奏でることをハモると言うようになりました。ポイントは、「複数で歌うこと」ではなく、「複数で複数の音を歌うこと」だということ。どれだけ大勢の人間が一斉に歌っても、全員が同じメロディーを歌うのは「ハモる」とは言いません。

例文:「アンコールで3人がキレイにハモるところで鳥肌立ったわ」

【インスト】
 ライブで一番目立つのはボーカルですが、それもバックの演奏陣あってのこと。「ボーカルを休ませるため」というのは半ば冗談、半ば事実ですが、2時間近くのライブの中では、「ボーカル抜きの曲」をやるバンドも少なくありません。こういった曲を、「インストゥルメンタル(=楽器の)」を略し、「インスト(曲)」と呼びます。これが一人ひとりになると、インストではなく「ギターソロ」「ドラムソロ」と呼ばれます。ただ、「インストアイベント」のことを「インスト」と呼ぶ人もいるので、お間違えの無いように。

例文:「中盤のインストの曲で一瞬、寝そうになっちゃってさ……」

【アコギ】
 ロックバンドでは欠かすことの出来ない楽器がエレキギターですが、曲によってはアコースティックギターが使われることもあり、長いので「アコギ」と呼ばれます。細かく言えば、アコギに見えるものの、電気を使う「エレクトリック・アコースティックギター(=エレアコ)」なるものもありますが、「エレキでないギター」が出てきたらほとんど「アコギ」だと思ってOKかもしれません。バラード曲と親和性が高く、ポイントとなるパターンは多いです。

例文:「アコギが出てきた時点でめっちゃ興奮したよ~」

【SE】
 一般的に「SE」と言えばシステムエンジニアのことですが、ライブで「SE」と言えば「Sound Effect=効果音」のこと。メンバーの登場前やアンコールでの登場時、特定の曲の前などで流される効果音などのことをこう呼びます。

例文:「オープニングでSEが流れた瞬間、超テンション上がったよ」

【MC】
 バラエティ番組の司会のことを「MC」と呼んだりしますが、ライブにおける「MC」と言えば、曲の合間のトークのこと。「master of ceremony=司会進行役」から来ています(転じてヒップホップのラッパーなどもMCと呼ばれます)。

 ライブでは、曲だけでなく、メンバーの素顔が垣間見えるMCも超重要。これが面白くてファンになるケースも少なくありません(もちろんその逆も)。

例文:「あのボーカル、ルックスは良いけど、MCはもうちょい考えたほうがいいね」

 ライブを見た後に、興奮を残したまま感想を語り合うのは、ライブのもう1つの楽しみ。そんな時、これらの用語を使えば、音楽通の友達との距離が縮まるかも?

関連記事

トピックス