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2018.12.29 13:00  マネーポストWEB

住みやすさの割に低評価? 交通、買い物、散策も充実の「駒込」の魅力

駒込駅のすぐ目の前には、都内屈指の紅葉スポット・六義園がある

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「駒込(東京都豊島区)」について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 先ごろ、首都圏のみならず全国的な話題となったのが、JR山手線の新駅の駅名。公募ではほとんど票が入らなかった「高輪ゲートウェイ」が駅名に採用されたことで物議を醸しましたが、騒動の大きさは、改めて「山手線」という路線の影響力の強さを証明しました。今回取り上げる「駒込」は、隣駅の田端とともに、山手線の最北に位置する駅。有名駅がひしめく山手線の中では地味な部類に属する駒込の実力を検証してみましょう。

 鉄道はJR山手線と東京メトロ・南北線の2線。山手線が通っているだけで、もう何の文句もありませんが、南北線では永田町や六本木方面(六本木一丁目駅)など、東京の最中心部に1本で行くことができます。池袋まで7分、新宿まで15分、東京駅まで17分と、主要駅までもさして時間は掛からず、鉄道の便は申し分ありません。

 道路状況も良好です。北口改札の目の前を本郷通りが通っていて、都心方面にスムーズに移動が可能ですし、埼玉や北関東方面に向かう国道17号や国道122号にもストレス無くアクセスできます。基本的にどこへ行くにも電車で事足りる街ですが、車があればさらに楽しめるでしょう。

◆「住みたい街」ランキングの数字は低すぎる?

 山手線の人気は絶大で、SUUMOの「住みたい街ランキング2018」のベスト10には、恵比寿(2位)、品川(4位)、池袋(5位)、新宿(7位)、目黒(8位)と、実に5駅がランクインしましたが、北側の人気は低く、駒込は79位に留まっています。個人的には、この数字は低すぎると思います。

 駅前には、都内屈指の紅葉スポットの六義園(りくぎえん)があり、近所には美しい庭が有名な旧古河庭園もあって、散歩をするには最適。東口にはアゼリア通り、駅からほんの数分の場所には、“商店街の教科書”のような霜降銀座商店街があり、いつも買い物客で賑わっています。スーパーも選択肢は多く、日常の買い物には苦労しません。

 駅周辺は高層、低層のマンションが立ち並ぶ高級住宅街ですが、商店街の雰囲気は庶民的。東口方面にはいわゆる“せんべろ”的な店も含めて居酒屋が多数あり、呑兵衛には嬉しいところ。雰囲気は高級で物価は安めとは、まさにいいとこどりです。

 気になる家賃はワンルーム・1K・1DKで8.74万円(ライフルホームズ調べ。12月9日時点)と、それなりのお値段ですが、この一帯はかなり物件が多く、条件を緩めれば予算に見合うものが見つかる可能性は十分あります。南北線で1駅離れた西ヶ原まで範囲を広げれば、6.89万円と一気に値段は下がります。若者も年配の方も、独身者もファミリーもオールジャンル対応可能な、大変住みやすい街だと思います。

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