早慶戦は1906年(明治39年)から19年間中止になっているが、その原因は吉岡率いる応援団が慶応相手にエキサイトしすぎたためとも伝えられている。
そして、マラソンの金栗とともに短距離代表としてストックホルム五輪に出場した三島弥彦。ドラマでは生田斗真が演じる。
父は警視総監、兄は日銀総裁を務めた名家の生まれ。学習院から東京帝大法科に進んだ秀才で、学習院では野球部のエース。柔道の有段者で、ボートの扱いも一級品だったという。国技館で行なわれた学生相撲でも天狗倶楽部代表として大活躍したというからすごい。短距離の「クラウチングスタート」を日本に持ち帰ったことでも知られる。さらに、甘いマスクでアイドル的人気を誇ったという。
※週刊ポスト2019年1月18・25日号