• TOP
  • 特集
  • なぜAVのベストセラーは「1万本」なのか? 歴史の変遷

特集

2019.01.22 15:59  週刊ポスト

なぜAVのベストセラーは「1万本」なのか? 歴史の変遷

 そんななか、レンタルだけでなく販売も行なう「セルビデオ」という新しい流通形態が現われる。AVライターの中村淳彦氏は言う。

「レンタルメーカーは審査団体の規制下で発売していたため、ヘア部分も完全モザイクでした。しかしセルメーカーは、ヘアの露出はもちろんモザイクも“薄消し”だった。そこで小室友里の『ルームサービス』が大ヒット。その後、トップ女優・蒼井そらが業界の異端児扱いだったセルメーカーに電撃移籍し、現在のようにセルメーカー主流となる革命を起こしました」

◆「芸能人」の参戦で激震

 そして、AVは激動の時代に突入する。2005年に元タレントの麻美ゆま、2006年には元グラドルの範田紗々がAVタイトルに初めて「芸能人」と銘打たれたデビュー作で大ヒット。空前の芸能人AVブームが巻き起こる。

「元着エロアイドルの青木りんや元ギリギリガールズの荒井美恵子のデビュー作もそれぞれ大ヒット。そして2011年の小向美奈子のデビュー作は歴代最高の20万本超えと噂されました。“芸能人専門メーカー”として誕生したMUTEKIからは2016年に高橋しょう子がデビューし、20万本のメガヒットを記録したことは記憶に新しいですね」(同前)

 各社がこぞって芸能人のキャスティングを競うなか、特に衝撃度が高かったのが「国民的アイドルグループ」メンバーのAV転身だ。

「グループアイドル全盛の近年は、やまぐちりこや三上悠亜といった元メンバーと銘打った作品の売れ行きが顕著ですね」(前出・尾谷氏)

関連記事

トピックス