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2019.01.22 15:59 週刊ポスト
なぜAVのベストセラーは「1万本」なのか? 歴史の変遷

「1万本予約」を達成した本庄鈴(撮影/井上たろう)
年間1万タイトル以上の作品が流通する巨大市場、AV業界。書籍や音楽のように正確な売り上げが公表されない世界だけに「ベストセラー」の定義は曖昧だが、AVチェーン店・神田書店の五十嵐立弥店長は「業界内には大ヒットの基準がある」と語る。
「通常は3000本でヒットと言われますが、売り上げ『1万本』を超えた作品はその噂が口伝てで関係者に広まり、注目を集めてきました」
黎明期に様々な伝説を築いた村西とおる監督が言う。
「私が1986年に黒木香の『SMぽいの好き』を発売した当時、全国には約1万店のレンタルビデオ店があった。AVはレンタル主流の時代でしたから、そのほぼ全てのお店に出回ったことで、『1万本が大ヒット』になったのではないか。しかも私の会社には個人の購入希望者から8万本分の現金書留まで届いた。巨乳の元祖・松坂季実子はデビュー作『でっか~いの、めっけ!』が1万本以上売れたのはもちろん、2作目以降が発売されても売れ続けましたね」
バブル期に入ってヒット作はさらに増加する。AVライターの尾谷幸憲氏が解説する。
「アイドルAVの先駆けが1988年の葉山レイコ『処女宮 うぶ毛のヴィーナス』。1990年代に入ると、星野ひかるの『処女宮 第2章』が3万本を売り上げたという話も。また1992年にデビューし、深夜番組でも活躍していた飯島愛の出演作は『すべて1万本を超えていた』と噂され、AV女優のタレント化を加速させた」
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