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マッチングアプリを運営 24歳女性社長の「経営哲学」

2019.01.31 16:00

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 近年、IT業界を中心に多くのスタートアップ企業が誕生し、消費者のライフスタイルが大きく様変わりして

 近年、IT業界を中心に多くのスタートアップ企業が誕生し、消費者のライフスタイルが大きく様変わりしている。人と人との出会いを繋ぐ「マッチングサービス」も例外ではないだろう。サービス開始からわずか2年弱で会員数30万人を超えるマッチングアプリ『paters(ペイターズ、https://paters.jp/)』を運営するのは、24歳の女性社長・日高亜由美氏だ。彼女に若くして起業に至った経緯と、経営への考え方について聞いた。

 * * *
──24歳と若い日高さんですが、『paters』を設立するまでは何をしていたのですか。

日高:私は鹿児島県の種子島出身で、10代のころは鹿児島市内の高校でバンドを組んで音楽漬けの毎日を過ごしていました。いずれは音楽の世界で食べていきたいと思い、無謀にも17歳で高校を中退してしまったのですが、この道は早々に諦めることになりました(笑)。

 それでも、自分の好きなことをして生活していきたいと考え、18歳のときにプロカメラマンを志して単身東京へ出てきました。高校でもカメラマンのアルバイトをしたりバンドのライブ写真を撮ったり、多少の知識はありましたから。

 東京では、仕事のアテもなく、親戚や友達もいませんでした。おまけに学歴もお金もない。失うものは何もない状況で、自分が活躍できるきっかけやチャンスを与えてくれそうな人には、ひたすら連絡して自分を売り込む日々でした。

 そんな中、縁あって起業家志望の若者が集まるシェアハウスに住むことになったんです。当時は起業したいという気持ちはありませんでしたが、同世代の人たちが努力して夢に向かって挑戦している姿を見て、すごく刺激を受けました。

──その「出会い」が原点になった?

日高:そうなんです。シェアハウスでITエンジニアの男性と出会い、興味本位でプログラミングを学び始めるようになりました。最初はまったく分からなくて、泣きながら教えてもらったこともありましたが、その後、彼が起業した会社でエンジニアとして働かせてもらったことも。

 その当時、流行しはじめていたのがマッチングアプリです。私も友達の少ない東京で常に出会いを求めていましたし、エンジニアさんを探して1対1でスキルを磨いたりするなど、いろんな局面でマッチングサービスを利用していました。何よりも私自身が人との出会いに助けられていることを痛感していたので、それなら自分で新しいマッチングサービスを立ち上げてみるのも面白いのではないか、と考えました。それが起業のきっかけです。

──マッチングアプリは競合が多い中で、差別化が難しかったのでは。

日高:サービスを開始した2017年は、すでに恋愛・婚活マッチングアプリは大手から小さなベンチャーまでたくさんの会社が運営していました。でも、私は「夢を追いかける女性とそれを応援する男性」といった形で、少し切り口の違ったマッチングサービスを構築して強みにしようと考えていました。それが後に“パパ活”の言葉で広く認知されるようになったのです。

──「パパ活」という言葉はSNSなどで独り歩きして、援助交際の温床になっていると言われることもあります。

日高:悪いイメージを持たれていることは私も重く受け止めていますが、援助交際などでニュースになったり問題になったりしているのは未成年のケースがほとんどで、本人確認もないSNSなどで無防備に会っているケースです。弊社のサービスでは厳正な本人確認をしていますし、18歳未満は登録できないようになっています。我々が理想とする“パパ活”は援助交際ではありません。

 例えば、男性からの出資を得てネイルサロンをオープンして4店舗まで拡大させた女性など、実際に弊社のサービスを利用して自分の夢を叶えた女性がいます。現実問題、お金がなくて自分の夢を叶えられない女性はたくさんいますし、ひとりの力だけで活躍するのが難しいケースも多々あります。そんな時、普段は会えないような経営者の方などと繋がって、自分の仕事や人生の幅を広げるチャンスにしていただきたいと考えています。最近だと、美容医療の経験や悩みをシェアするSNS『Meily』が資金調達したことで話題になりましたが、その女性経営者が『paters』を投資家や起業家とのコネクション作りに使っていたことでも話題になりました。弊社としては、すごくいい成功事例だと考えています。

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──具体的な安全対策、リスク対策は?

日高:安全性は事業の生命線でもあるので、そこはお金と時間をかけて厳しく管理しています。『paters』では新規登録時点で18歳未満は登録できないようになっていますし、メッセージのやりとりをするすべての会員に免許証やパスポートなど顔写真つきの身分証明書を提示してもらっています。

 メッセージのやり取りは24時間365日体制でしっかりパトロールし、違反者には強制退会の処分を取ることもあります。最近はユーザー同士も敏感なので、いち早く違反報告が上がってくることもあります。そうした際もすぐに事実確認して、公序良俗に反している場合などは強制退会処分となることがあります。

──サービス開始から2年も経たずに会員数が30万人ともなると、経営者としての仕事も激務なのではないですか?

日高:最初はスタッフ5名でスタートしました。設立当初は会員のプロフィール承認など朝から夜中までみんな必死でやっていましたね。今でこそスタッフは35人くらいに増えましたが、まだ小さな組織なので、私も肩書に関係なく現場の仕事もやっています。

 ただ、1年前と比べても会社を取り巻く環境は大きく変わりましたし、おそらく1年後は事業がさらに大きく成長しているでしょう。スピードに負けないよう、私もどんどん成長していきたいと思っています。

──尊敬する女性経営者などはいますか?

日高:驚かれるかもしれませんが……実は、アパホテルの元谷芙美子社長はすごいなと思う経営者のひとりです。私自身は元谷さんのように人前に出て目立つタイプではありませんし、“有言実行”というよりは黙々と“無言実行”で会社やサービスを大きくしていきたいと思ってきました。

 ただ、「社長の成長以上に会社は伸びない」という言葉も最近痛感しています。やはり“会社の顔”は社長なので、もっと私が殻を破って外に出て情報発信するなど、成長しなければならないとも思っています。だから、自らが“顔”になって実際に事業を成長させた元谷さんは尊敬しているんです。元谷さんとは、いつかお会いしてじっくりお話しをうかがいたいですね(笑)。

──今後、どのような取り組みを考えていますか。

日高:経営者として重要な仕事のひとつが「採用」です。近年はエンジニアを中心として人材の争奪戦が激しくなっていますが、会社のビジョンやバリューに沿う人、自分たちが「この人と一緒に働きたい」と思う人を採用するように、こだわりを持ってやっています。

 その中でいま推進しようと考えているのが、地方での雇用創出です。私も地方出身だからよくわかるのですが、地方では賃金が安かったり仕事の幅が少なかったり、東京に比べると雇用環境が厳しいと言えます。我々のようなIT企業では、エンジニアやオペレーターは働く場所を選びませんから、今後は地方にも拠点を置いて、雇用創出に貢献していきたいと考えています。

──具体的な安全対策、リスク対策は?

日高:安全性は事業の生命線でもあるので、そこはお金と時間をかけて厳しく管理しています。『paters』では新規登録時点で18歳未満は登録できないようになっていますし、メッセージのやりとりをするすべての会員に免許証やパスポートなど顔写真つきの身分証明書を提示してもらっています。

 メッセージのやり取りは24時間365日体制でしっかりパトロールし、違反者には強制退会の処分を取ることもあります。最近はユーザー同士も敏感なので、いち早く違反報告が上がってくることもあります。そうした際もすぐに事実確認して、公序良俗に反している場合などは強制退会処分となることがあります。

──サービス開始から2年も経たずに会員数が30万人ともなると、経営者としての仕事も激務なのではないですか?

日高:最初はスタッフ5名でスタートしました。設立当初は会員のプロフィール承認など朝から夜中までみんな必死でやっていましたね。今でこそスタッフは35人くらいに増えましたが、まだ小さな組織なので、私も肩書に関係なく現場の仕事もやっています。

 ただ、1年前と比べても会社を取り巻く環境は大きく変わりましたし、おそらく1年後は事業がさらに大きく成長しているでしょう。スピードに負けないよう、私もどんどん成長していきたいと思っています。

──尊敬する女性経営者などはいますか?

日高:驚かれるかもしれませんが……実は、アパホテルの元谷芙美子社長はすごいなと思う経営者のひとりです。私自身は元谷さんのように人前に出て目立つタイプではありませんし、“有言実行”というよりは黙々と“無言実行”で会社やサービスを大きくしていきたいと思ってきました。

 ただ、「社長の成長以上に会社は伸びない」という言葉も最近痛感しています。やはり“会社の顔”は社長なので、もっと私が殻を破って外に出て情報発信するなど、成長しなければならないとも思っています。だから、自らが“顔”になって実際に事業を成長させた元谷さんは尊敬しているんです。元谷さんとは、いつかお会いしてじっくりお話しをうかがいたいですね(笑)。

──今後、どのような取り組みを考えていますか。

日高:経営者として重要な仕事のひとつが「採用」です。近年はエンジニアを中心として人材の争奪戦が激しくなっていますが、会社のビジョンやバリューに沿う人、自分たちが「この人と一緒に働きたい」と思う人を採用するように、こだわりを持ってやっています。

 その中でいま推進しようと考えているのが、地方での雇用創出です。私も地方出身だからよくわかるのですが、地方では賃金が安かったり仕事の幅が少なかったり、東京に比べると雇用環境が厳しいと言えます。我々のようなIT企業では、エンジニアやオペレーターは働く場所を選びませんから、今後は地方にも拠点を置いて、雇用創出に貢献していきたいと考えています。

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