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親の死亡時にとんでもなく大変な「葬式」手続き10の流れ

何から始めればいいのか

 親が亡くなると、子供は悲しみに暮れる暇もなく、煩雑な手続きや届け出に追われることになる。面倒な死後の手続きのなかでも、特に大きな負担となる「葬式」についてまとめた。

 まず「葬儀社選び」が重要だ。『子供に迷惑をかけないお葬式の教科書』の著者で大手葬儀社に勤める赤城啓昭氏はこう話す。

「理想は故人が亡くなった日に、事前に決めていた葬儀社に連絡し、通夜と葬儀の日取りや参加人数などをある程度固めてしまうこと。そうすれば、その後の面倒な各種手続きが余裕をもって進められる。

 死亡後に慌てて決めると、入院していた病院提携の葬儀社など相場より割高なところに回されるケースが多い。そのリスクを回避するためにも生前に親と葬式のやり方について話し合っておくことをお勧めします」

「死亡診断書」の交付を受けるといった各種手続きを代行してくれる葬儀社も増えている。トラブルが起きやすいのが近親者等への連絡だ。

「連絡が遅れたことで“自分は軽んじられている”と感じた親族がヘソを曲げ、その後の遺産分割協議が揉めるケースもある。

 また故人の友人に連絡した際、『葬儀は30人ほどで行なう意向です』と伝えた後、『だから他には声を掛けないでください』と言い添えなかったために当日、参列者が200人近くに膨れ上がったケースもあります」(同前)

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