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2019.02.11 11:00  マネーポストWEB

中国人客が全室禁煙のホテルで喫煙、その言い訳に仰天

我慢できなかったのか(写真と本文は関係ありません)


 近年、外国人観光客の急増に伴って、国内のホテルでは外国人の宿泊者の受け入れ態勢を強化している。様々な文化的背景を持った人たちが数多く訪れるようになれば、自然と“小さなトラブル”は増えがちだ。代々、有名ホテルを経営している家に生まれ、小さい頃から多くのホテルを見てきた女子大生コラムニスト・小林千花氏がリポートする。

 * * *
 複数のホテル関係者に聞くと、外国人観光客の増加に伴って、困ってしまうゲストに遭遇するケースが増えているという。

 東京都内のある高級ホテルでは、近年、外国人観光客が急増した。高級ホテルだけに紳士的な客が多いが、時に“クレーマー”かと思うようなケースもあるそうだ。

 ある日、アメリカ人のビジネスマンが同ホテルに宿泊した。チェックインした後、「部屋がホコリっぽい。マネージャーを部屋に呼んでくれ」とフロントに電話がかかってきたという。慌てて客室係が部屋に行きホコリをチェック。大したホコリは見当たらなかったがルームチェンジの準備をし、ワンランク上の部屋にアップグレードした。その時にお菓子も一緒に届けたそうだ。

 日本人だったらアップグレードするとだいたい収まるというが、国が違えば求めるものが違う。その客は「お菓子だけか。ポイントをくれ」と約3万円分のポイントを要求してきたそうだ。ポイントといっても、ホテル内ではお金と同じように食事などに利用できるものだ。このホテルに宿泊する外国人客は、何か部屋に不具合があるとポイントを要求するケースが少なくないという。

 結局ホテル側は要求を受け入れ、チェックアウト時に約3万円分のポイントを加算したという。ホテル関係者は「部屋を変えてアップグレードしたうえでポイントを要求する人は、高級ホテルに泊まるような日本人にはいないですね……」と漏らしていた。

 首都圏にある、別の高級ホテルのエピソードも紹介しよう。このホテルは全部屋禁煙となっているため、小さい子供のいる家族連れに人気だという。

 ある日、中国人観光客の家族が宿泊した。チェックイン時に胸のポケットに明らかな膨らみが見え、タバコを持っていると察知したフロントのホテルマンは、そのお客様に全室禁煙の旨を伝え、「タバコを吸ったら清掃料がかかります」と説明し、同意書にサインをもらったそうだ。

 夜になって、ホテルマンが客室フロアを巡回していると、例の中国人客の部屋から煙の匂いを感じて、客室のインターホンを鳴らした。すると火がついたタバコを持った状態で部屋のドアを開けてきたそうだ。「全室禁煙のため、タバコは吸わないでください」と注意したら、「火をつけて持っていただけだ。吸ってはいない」と言い訳。もちろん、清掃料も払わなかったという。

 もちろんホテルにとってお客様が増えることはありがたいことだが、公共の場所であることも事実。他のお客様との公平感を考える上でも、時には過度な要求は断り、マナー違反には毅然と対処しなければならないこともあるだろう。

【プロフィール】こばやし・ちか/1995年生まれ。コラムニスト。明治学院大学在学中。実家は曾祖父の代から続く有名ホテル。

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