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バーバリー、プラダ、グッチが炎上 自由な創造の制限指摘も

相次ぐラグジュアリーブランドへの批判に疑問の声が(写真/アフロ)

「パーカは全くノーマルなもの。現在のストリート系ファッションの流行であるゴープコア(アウトドアスポーツのツールを用いたファッション)の流れを汲んだもので、流布しているような(首つりを想起させる)演出は全くなかった」

 こう首をひねるのは、実際にショーを現地で見ていたファッションジャーナリストの藤岡篤子さんだ。騒動の発端はイギリスの高級ブランド・バーバリーが、2019秋冬コレクションのファッションショー(現地時間、2月20日)で発表した新作パーカ。フード部分からひもが垂れ下がったデザインで、首つり自殺を連想させると大炎上。批判の嵐にバーバリーは謝罪を表明した。

 昨今、バーバリーだけではなく、プラダやグッチも“黒人差別”と批判されて販売中止に追い込まれた。

「両ブランドともコレクションには黒人モデルがいつも登場し、文化の多様性について尊重しています。今後もSNSなどで生贄的な批判が続けば、自由なクリエーションが制限されていくのではないでしょうか」(藤岡さん)

 騒動を鎮静化させるために即座に謝罪したバーバリー。だが、“ファッション界の未来”のためには、毅然とした態度が必要だったのではないか。

※女性セブン2019年3月14日号

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