芸能

河野景子「告白本」に憲子氏、美恵子氏、貴ノ岩の名前なし

離婚の真相は?(時事通信フォト)

「何もかもが限界でした」──元横綱・貴乃花との離婚の真相を初めて明かした河野景子氏の著書『こころの真実』がワイドショーを賑わしている中、「あえて書かない選択をした事柄もあります。これは自分の心の中に秘めておこうということもありますので」(夕刊フジ3月7日付)という意味深な物言いが、相撲関係者の間でさまざまな憶測を呼んでいる。

 長く貴乃花部屋を取材してきた相撲ライターが言う。

「この本には、なぜこの人が出てこないんだろう、という不可解な点が多い。義父である先代の二子山親方の死を〈一番苦しかった〉出来事と悼んでいるのに、義母の(藤田)憲子さんについては一切言及がありません。義兄の若乃花(花田虎上氏)についても軽く触れられる程度で、義姉だった美恵子さんは名前すら出てこない。一時は同じマンションに住んでいた時期もあったのに……」

 弟子たちへの言及も同様だ。

「貴景勝の優勝に〈涙が溢れてきました〉と書く一方、“日本での母親”として可愛がっていた貴ノ岩は一度も登場しない。付け人への暴行事件のあと、『目の前が真っ暗になってしまった』と語っていましたから、思い出したくなかったんでしょうか。貴乃花親方が角界を去ることになる一連の騒動は、日馬富士による貴ノ岩への暴行事件から始まったわけですから、何も触れないのも不自然だと思うのですが……」(同前)

 発売日には、自身のブログで〈私の23年間を振り返り、私の心にあった「真実」を正直に綴ってみました〉と記していたが、書かれないところにこそ、「こころの真実」があるのかもしれない。

※週刊ポスト2019年3月22日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン