「昔は生活が苦しいから女が働くという印象があったけど、今は女性が働くことが当たり前になり、起業もしやすくなりました。
一方で国の先行きが不透明になり、仕事や家庭でも夫や子供が頼れなくなるなどさまざまな障壁が現れています。それらの壁を乗り越えるためには、女性の持つ潜在能力が必要になってくるはずです」
日本を“熱くしている”ハイパーミディたちの言葉は重い。
【Profile】
◆CCCサポート&コンサルティング 代表取締役会長兼CEO 奥谷禮子(おくたに・れいこ)●1950年、兵庫県出身。甲南大学法学部卒業後、日本航空に入社。国際線客室乗務員として3年、その後、VIPルームで勤務。1982年に職場の同僚女性と「ザ・アール」を設立、社長に就任し、2014年会長に就任。2018年3月同社を退社して、現職。
◆サニーサイドアップ代表取締役社長 次原悦子(つぎはら・えつこ)●1966年、東京都出身。“たのしいさわぎをおこしたい”をスローガンに、スポーツ選手のマネジメントや、大規模なイベントのプロモーションなど、常に世の中に話題を提供してきた。2008年、ジャスダック市場に上場。2016年、ビジネス界のアカデミー賞といわれるアメリカのスティービーアワード女性起業家の部門で金賞を受賞。2018年、東証一部に指定替え。
◆株式会社アピッシュ代表取締役 山崎美香(やまざき・みか)●1968年、東京都出身。埼玉県の公立中学校を卒業後、静岡県浜松市の私立高校に進学するも、1か月で退学。アルバイトを転々としたのち、1995年にアパレル関係の個人事業を開始。1998年7月、有限会社アピッシュを設立(2006年に株式会社へ)。2005年、洗濯代行サービス「WASH&FOLD」事業をスタートし、現在に至る。
◆「柴田陽子事務所」代表取締役 柴田陽子(しばた・ようこ)●1971年12月、神奈川県出身。大学卒業後は、外食産業に入社し、新規業態開発を担当。その後化粧品会社での商品開発などを経験し、2004年に現事務所を設立。「グランツリー武蔵小杉」、「渋谷ヒカリエ レストランフロア」のプロデュース、パレスホテル東京「7料飲施設」、ローソン「Uchi cafe Sweets」のブランディングに携わる。2013年には、アパレルブランド「BORDERS at BALCONY」を立ち上げる。
※女性セブン2019年3月21日号