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2019.03.16 15:00  マネーポストWEB

モツ鍋、ティラミス、鉄骨飲料… 平成初期に流行った食べ物・飲み物

イタ飯ブームと並行してティラミスが大人気に


 洋服や音楽に流行があれば、食べ物にも流行があるのは当たり前。平成の30年間には、いろいろな食べ物・飲み物が流行りました。ライターの金子則男氏が平成初期(1989~1995年)に流行した食べ物・飲み物を振り返ります。

【イタ飯:1989年】
 狂乱のバブル時代、料理にも贅沢するようになった日本人の嗜好にぴったりだったのがイタリア料理。高級料理の代名詞のフランス料理は、テーブルマナーやワインのうんちくなど、何かとハードルが高い印象がありますが、スパゲッティやピザがあるイタリア料理=イタ飯は断然とっつきやすく、普及しました。

【ティラミス:1990年】
 そんなイタ飯ブームと前後して流行したのが、甘いケーキの「ティラミス」。チーズとスポンジケーキ、カスタードソースなどを重ね、表面にチョコやココアの粉末をかけたティラミスは、イタ飯の〆として、これまた爆発的に流行しました。

【鉄骨飲料:1990年】
 こちらは、鷲尾いさ子がお風呂で歌いながら踊るCMを覚えている人も多いのではないでしょうか。サントリーの商品で、キャッチコピーは「いずれ血となる。骨となる。」というもの。名前の由来は、鉄分やカルシウムが含まれていたからです。

【チーズ蒸しパン:1990年】
 1990年代、突如発生したブーム食品がこちら。もともとは北海道を拠点とする製パン会社の「チーズ蒸しパン」が美味しいと評判になって一気に全国区になり、その後、いくつもの会社が参入。一時はスーパーやコンビニに何種類ものチーズ蒸しパンが並んでいました。

【カルピスウォーター:1991年】
 薄めて飲むのが当たり前のカルピス。昭和時代には、瓶詰めのカルピスがお中元などで送られたものでした。そのカルピスを“薄めただけ”のこの商品。しかし発売するやいなや爆発的ヒットとなり、『日経トレンディ』のヒット商品番付で1位になりました。ちなみに「カルピスウォーター・レモン」という商品もありましたが、姿を消しています。

【モツ鍋:1992年】
 バブル崩壊の後にやってきたのは、安くて美味しいモツ鍋ブームでした。このモツ鍋は、鶏、豚、牛などの内蔵をニラとキャベツとともに煮込むもの。一時は東京の繁華街に何軒も「もつ鍋」の看板が並んだ時期がありました。

【タピオカ:1992年】
 タピオカは「キャッサバ」という芋から製造したでんぷんのこと。1990年代初頭の“第一次ブーム”は、タピオカをココナツミルクに入れたデザートが主でした。そしてそれからしばらくして、「タピオカミルクティー」が再ブームに。2度流行するのは、非常に珍しいパターンです。

【ナタデココ:1992年】
 いかにも不思議な響きの食べ物が流行ったのは1992年のこと。「ナタ・デ・ココ」と区切るのが正しく、「ココナッツの皮膜」という意味だそうです。コリコリとした食感を持ち、食物繊維が豊富なナタデココですが、恐らく人気爆発の大きな理由は“カロリーの低さ”にあったはず。主に健康志向の女性を中心に大流行しました。

【パンナコッタ:1994年】
 こちらもティラミスと同様、イタリアのデザート料理。「ドルチェ」という単語が一般的になったのも、この頃からではないでしょうか。タピオカやナタデココはヘルシー志向でしたが、パンナコッタは生クリームがたっぷり使われたお菓子で、見た目はプリンのような雰囲気。森永乳業がカップ入りのパンナコッタを発売し、大流行しました。

【ザ・カクテルバー:1994年】
 それまでは「お店で飲むもの」という認識が強かったお酒のカクテルを手軽に飲めるようになった商品がこちら。まずジントニック、モスコミュール、シンガポールスリングが発売され、その後、スクリュードライバー、カシスソーダ、ソルティドッグなど、どんどんと新たな商品が発売されました。カラフルなボトルも人気を集めました。

【発泡酒:1995年】
「ビールの値段はどの会社もだいたい同じ」というのが、それまでのビール党の認識でしたが、その常識をぶち壊したのが、麦芽の使用率を抑えて値段を下げた発泡酒でした。その後、ビール業界には「第三のビール」も登場。消費者の「少しでも安く」との声がビールメーカーの企業努力を促し、発泡酒は今ではすっかりおなじみの商品となりました。

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