芸能

岩井良明社長 新生『マネ虎』をYouTubeで始めた理由

コメント全返しをするマネ虎社長・岩井良明氏

 大物事業家である“虎”と、起業を志して資金を求める志願者の出資をかけたバトルが大ブームとなった『¥マネーの虎』(日本テレビ系)終了からもうすぐ15年。その番組に出演していた虎のひとり、”教育の虎”岩井良明氏が、2018年にYouTubeで『就活の虎CHANNEL』を開設(※4月1日に『令和の虎CHANNEL』にリニューアル)。最近はほとんどネットでは動きが見られなかった岩井氏だったが、チャンネル開設とほぼ同時にTwitterも始め、すべてのコメントに返信しながら精力的に活動している。イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、岩井氏にチャンネル開設の狙いと、ネットとの付き合い方について聞いた。

 * * *
【僕は毎週ネットテレビに関するコラムを書いている。ある週で『就活の虎CHANNEL』を取り上げたところ、自分で書くのもなんだが、めちゃくちゃバズったわけ。そうしたら、なんと岩井氏本人からTwitterで「お会いしたいです」とメッセージが。テレビっ子の自分が憧れた虎から、直接、連絡をもらった僕はもちろん大歓喜。すぐさまコンタクトをとり、バズったのをきっかけにチャンネルの「登録者数が2000人増えた」岩井社長に、『¥マネーの虎』に出演していた頃からのネットとの付き合い方について聞いた】

◆新規ビジネスのために避けていたYouTubeとTwitterデビュー

──早速ですが、岩井社長はなぜYouTubeで番組を立ち上げたのですか?

岩井:新規事業を始めるにあたって、就活生が集まるようなことをしなければならないと考えたからです。

 僕は今から35年前ほど前にリクルートで働いていました。当時、新卒採用事業を担当していたんですが、それがもうむちゃくちゃ楽しかった。いつか自分でもやりたい!という想いはずっと持っていたんです。事業をやりたいといった気持ちはあるけど採用ビジネス大手の「リクナビ」や「マイナビ」と真っ向勝負をしても、勝てるハズがない。我々のような小さな会社は多くの大学生を集めることができない。そんな悶々とした気持ちを抱えていたんですよ、ここ10年。

──気持ちを変えさせるキッカケがあったんですね。

岩井:自分の変化と言いたいところですが、時代が変化したからですよ。ここ数年でインターンシップ(※就業体験)が当たり前となり、新卒一括採用が時代と合わなくなってきた。その代わりに台頭してきたのが、企業と大学生のマッチング事業。

──ごめんなさい、そのマッチング事業がよくわかりません。

岩井:従来の就職活動と違って、企業と大学生が一対一で向き合って出会える仕組みを持っているのがマッチングです。なかでも僕らが関わってきたのは、企業と大学生が出会う、小規模のイベントでした。僕も最初は参画企業として、大学生に出会いたい企業として出ていたんです。これまでの大規模なセミナーや説明会と比べて、マッチングのイベントには意識の高い大学生が集まるのでむちゃくちゃオモロイんです! ただ、学生ひとりひとりの個性や適性を確かめるために実施するイベント内容が毎回、同じ。またアレをやるんだと学生が準備できてしまう。“ガチ感”が少ないんですよ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン