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人面魚、矢ガモ、タマちゃん… 平成前期に話題になった動物ニュース

2002年、多摩川に出現したタマちゃん(写真:時事通信フォト)

2002年、多摩川に出現したタマちゃん(写真:時事通信フォト)

 平成には色々なブームがありましたが、過熱時のフィーバーぶりと、ブームが去った後のギャップがとりわけ激しいのが「動物」。「あの人は今?」ならぬ「あの動物は今?」ということで、平成前期(1989~2002年)に話題になった動物ニュースについて、ライターの金子則男氏が振り返ります。

【人面魚:1990年】
 平成になったばかりの1990年、強烈なインパクトで一気に大流行になったのがこちら。山形県のあるお寺の池にいるコイが「人間のような目鼻立ちをしている」ということで、マスコミが一斉に押し寄せました。その前年、子どもたちの間で、「人間の顔をした犬(=人面犬)がいる」というオカルトネタが大流行したこともあり、その流れで登場したと考えられます。その後、全国各地で「人面魚」が報告され、魚以外でも様々な「人面○○」が登場しました。

【シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバー:1990年前後】
 バブル景気は動物のブームにも影響し、それまであまりみかけなかった犬種が一気に増えました。それがシベリアンハスキーであり、ゴールデンレトリバーでした。シベリアンハスキーは漫画『動物のお医者さん』がブームのきっかけになったと言われています。一方のゴールデンレトリバーは、「ゴールド」という名が付く通り、毛並が綺麗なこと、大型犬にも関わらず穏やかで賢いことなどが好まれ、一大ブームとなりました。

【反省猿:1990年代初頭】
 猿まわし師・村崎太郎氏が操る猿の次郎の得意技「反省猿」。しゃがんだ太郎氏の膝の上に手を付いた「反省ポーズ」は当時大流行しました。その後、胃腸薬のCMに出演したり、「反省だけなら猿でもできる」というCMのキャッチコピーが流行語になったりと、ブームの枠を越える存在に。村崎氏は現在、日光さる軍団のプロデュースに携わっています。

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