「間質性肺炎の場合、診察時に背中に聴診器を当てると、マジックテープをはがす時のような“バリバリ”という音が聞こえます。
呼吸器学会が医師に向けて啓発していますが、それでもまだ周知が徹底されているとは言い難く、風邪や肺炎と間違われることもあります。しかし、線維化のスピードには個人差があり、『突発性肺線維症』を見過ごして、一般的な肺炎と思っているうちに急性憎悪に至るほど深刻化してしまう可能性もある」(同前)
最近は線維化の進行を遅らせる治療薬が出ており、早期発見できれば予後の改善が見込めるという。
50代を過ぎたら、咳き込みや息切れを「風邪や加齢のせい」と甘く見てはいけない。
※週刊ポスト2019年4月19日号