芸能

再ブレイクの武田真治 見た目と内面「二重効果」の魅力

筋肉美を披露するNHK『みんなで筋肉体操』の出演者

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々を心理的に分析する。今回は、『みんなで筋肉体操』(NHK)で再ブレイクした俳優の武田真治を分析。

 * * *
 武田真治がブレイクしている。それも筋肉キャラという、以前の彼からは想像できない形での再ブレイクだ。

 ここ数年、キュッと引き締まった美尻や割れた腹筋がカッコいいとされ、痩せているより筋肉のついた身体が美しいと、「ボディメイク」なるものが盛んになった。衝撃的なCMが話題となったライザップ効果もある。昔は、筋肉といえばボディビルダーかアスリートのイメージだったが、今はトレーニング次第でしなやかで美しく身体を鍛えられる時代。筋肉美への欲求や憧れがこれまで以上に高まり、美しさの1つの基準になってきた。

 そこに突然、筋肉美を見せつけるようなタンクトップ姿で、それもNHKの番組に現れたのが彼だ。

 2018年8月の夜遅く、チャンネルを変えた瞬間、目に飛び込んできたのは、円形の舞台で腕立て伏せをしている筋肉ムキムキの男性3人。タンクトップにショートパンツ、「こんな夜中に新しいラジオ体操?」と思ったが、そのハードさたるや半端ではない。トレーニング経験のない人なら、まずついていけないレベルだ。タイトルは『みんなで筋肉体操』。NHKがこれをやる!?と驚いていたら、案の定、すでにネットがざわついていた。

 その真ん中に、筋肉ムキムキとは相容れないクルクルとした長い巻き毛に、端正な顔立ちの男性がいた。

 この人、どこかで見たことが…

 なんとそれが俳優の武田真治さん。以前とはイメージがあまりに違い過ぎ、にわかに信じられない。これまでは、ちょっと変わったキャラだけど、フェミニンで可愛くて線が細い、「ユニセックス」な印象で、ムキムキイメージなど微塵もなかった。若い頃の武田さんを知らなければ、今のムキムキ姿こそが武田さんだと思うだろう。だが、昔を知っていればイメージは正反対、振り子の端から端へ移動したような印象だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン