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2019.04.23 15:59  週刊ポスト

高島礼子、高岡早紀、鈴木砂羽ほか 1990年代名ラブシーン

 精神科医で映画監督の和田秀樹氏が真っ先に挙げたのは、夏川結衣の『夜がまた来る』(1994年)。

「清楚系の夏川が、ヤクザ(根津甚八)に無理矢理犯されるシーンがあるのですが、このときの夏川は、裸になることへの“哀しみ”をうまく表現していた」(和田氏)

 ロマンポルノ出身の石井隆監督がメガホンを取ったことも重要だという。

「1990年代の初めはロマンポルノが終わり、監督たちがエロス以外の映画に転じてしまった時代。でも石井監督はエロスにこだわりを持ち続けた。『夜がまた来る』には昭和のエロスの香りが残っています」(和田氏)

 和田氏がもう一本外せない映画として挙げたのが『愛の新世界』(1994年)。鈴木砂羽が邦画史上初となるヘアヌードを披露した伝説の作品である。同作を撮った高橋伴明監督が語る。

「オーディションのときの砂羽の印象は、ふてぶてしい女(笑い)。バブルが終わり、どこか鬱屈した時代の空気を体現していた。作品上ヘアヌードになるので、最終面接の時は全裸になってもらいましたが、彼女は躊躇なく脱ぎましたね」

 鈴木は劇団に所属する女優で、夜はSMクラブの女王という役柄。劇中では阿部サダヲや宮藤官九郎ら演じる劇団員たちと正常位、騎乗位と様々な体位で交わるが、監督は演技にエロスを追求しなかったという。

「要所要所に挿入した、荒木経惟さんが撮った砂羽の写真のエロスを際立たせたかったんです。濡れ場自体は、走り抜けるようなものにしたくてね。劇中で砂羽は5人の男と交わりますが、1日で全て撮り終えました」(高橋監督)

※週刊ポスト2019年5月3・10日号

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