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気軽な会員登録で無駄遣いも… 「月額サービス」の落とし穴

気軽な反面、使いこなせないと無駄遣いにつながる月額サービス(イメージ)

気軽な反面、使いこなせないと無駄遣いにつながる月額サービス(イメージ)

 最近さまざまな分野で注目される月額会員制サービス。このような収益方式は「サブスクリプションモデル」(通称「サブスク」)と呼ばれ、フィットネスジムやエンタメサービスのほか、スーツやメガネなどの日用品、カーシェアなど、様々な分野で日本全国に浸透しつつある。

 しかし、月額料金を支払うだけで気軽に会員になることができる分、使わないサービスが増えるという側面もあるようだ。ユーザーたちに実際の利用状況をもとに、無駄遣いをしていると感じるサービスを聞いてみた。

動画サービスに毎月計4000円を課金

 大学生4年生の男性・Aさんは、自他共に認めるドラマ・映画好き。ビデオオンデマンド(VOD)と呼ばれる各種動画サービスに加入している。

「『Amazon Prime』、『Hulu』、『Netflix』、『YouTube Premium』の4種類に入っています。総額で1か月4000円ほど。製作費にお金をかけている質が高いオリジナルコンテンツが多いので、満足しています」(Aさん)

 一方で、無駄と感じることも増えてきた。

「どれだけ時間があったとしても、結局全作品は視聴し切れない。いずれかのサービスで、好きな海外ドラマシリーズを一気視聴したとしても、その期間中は別のサービスの作品を観ることはできません。

 他のサービスを楽しんでいる間でも、使っていないサービスには料金が発生しているという事実には変わりはない。また、『Hulu』上で観られる日本のテレビ局関連の作品は、『TVer』では広告付きとはいえ無料で視聴可能です。大好きなプロ野球のシーズンがはじまったので、本当はスポーツ配信の『DAZN』にも加入したいのですが、毎月さらに2000円近くの出費が増えるのは厳しいです」(Aさん)

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