自然豊かな山里にある「アクアファーム秩父」。ここで1個698円する高級卵『輝』が、毎日産み出されている。
飼育しているのは、シャモをベースにかけ合わせたオリジナルの鶏。
「甘くてコクのある味の秘密は、3年かけて開発したエサにあります」と話すのは、「アクアファーム秩父」の新井照久さん。
新井さんは、この道19年。鶏の品種、エサ、育て方にこだわった高級卵『輝』は、料亭などの有名店からも注文が殺到している。黄身も白身も盛り上がりがすごい。つまんで皿に置いても黄身が割れない。
「食べ方はシンプルがおすすめ。ぜひ、卵かけご飯で味わってみて!」(新井さん)
3000ヘクタールの「アクアファーム秩父」では、約1500羽の鶏を放し飼いにしている。雄鶏を多めに飼うことで、ストレス軽減になり、よく産むようになった。
多くの農園で使われている15種類の食材が入ったエサをベースに、うこん、唐辛子、ゴマ、乳酸菌など10種類の食材をプラスしている。
オリジナルの鶏を、卵からふ化させて飼育。160日ほどで卵を産み始める。平飼いなので、出荷前に2人の従業員が、手洗いで卵の汚れを丁寧に落とす。
「輝」の卵黄だけを贅沢に使った自家製プリンは、濃厚だけどしつこくない甘さが大人気だ。
※女性セブン2019年5月23日号