【第3位】ヨーグルト:39点
「乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やし、腸のぜんどう運動を活発化させて便通をよくするといった胃腸力を高める効果があります」(望月さん)
「胃を刺激する成分が含まれていないため、負担をかけずに腸内環境を整えることができる」(上村さん)
「乳酸菌を摂ることで便秘だけでなく、下痢や腹痛の予防にもつながります」(済陽さん)
「胃酸による菌の死滅を少しでも抑えるには、食後に食べるのがおすすめ。旬のフルーツを入れることでビタミンや食物繊維も一緒に摂ることができて、一石二鳥です」(磯村さん)
「胃がんや十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌も減らす効能を持つLG21乳酸菌を含むものなど、乳酸菌の種類が豊富なところも推奨したいポイント」(藤岡さん)
【第4位】大根:26点
「胃腸薬にも使用される消化酵素“ジアスターゼ”がふんだんに含まれ、消化不良による胃もたれや胸やけなどを予防してくれます」(済陽さん)
「生の大根をすりおろすのがいちばん効果的。生の大根にはシミ・そばかすを防ぐビタミンCが豊富に含まれており、すりおろすことで脂肪燃焼などの効果のある“代謝酵素”も3倍増えるといわれています」(星子さん)
「辛み成分である“イソチオシアネート”には殺菌効果があり、食中毒やがんを予防してくれるといわれています」(伊達さん)
「ジアスターゼはお肉や野菜などの消化を助ける力も。一緒に食べるのもいいです」(左藤さん)
【第5位】山いも:22点
「ネバネバ成分が胃に膜を張り、胃を守りながら消化を促してくれます。ただ、熱に弱く、60℃を超えると効果が薄れてしまうため、すりおろしてしょうゆや卵を加え、“とろろ”にして食べるのがおすすめです」(中沢さん)
「水溶性食物繊維が多く含まれているため、便に水分を与えたり、善玉菌を増やしたりして、便秘の予防・改善に効果的です。そのうえ、消化酵素の働きにより、胃もたれしにくいという長所も」(望月さん)
「でんぷんを分解する酵素である“ジアスターゼ”の含有量は随一といっていい。同じく消化に良いとされる大根よりも多いほどです」(松村さん)
【第6位】みそ:17点
「とにかく消化がよく、腸内環境を整える日本のソウルフード。胃腸力アップ以外にも、がん予防効果や活性酸素除去効果、コレステロール値の上昇抑制効果、血圧低下作用、美白効果、放射線除去効果などさまざまざな健康効果があるとされているうえ、みそは大豆アレルギーの人でも食べられる天然の『脱アレルゲン食品』。調味料として、みそ汁として、さまざまな方法で食べてください」(真野さん)
「原料である大豆がたっぷり含む水溶性食物繊維が、腸内の善玉菌を増やし、血糖値の上昇率であるGI値を抑える働きが。食べ方は具沢山みそ汁がおすすめ。みそ汁をよくのむ人ほど乳がんになりにくいというデータもあります」(齊藤さん)
「みその細菌は多くの酵素が含まれていて、食物の栄養を分解して消化や吸収を助ける役割があります。ただ、高温に弱いため調理するときには注意してください」(永山さん)