◆三國連太郎さんや阿川弘之さんも
これまで老後の終の棲家といえば老人ホームが定番だったが、最近はこうした療養型病院で過ごす人が増えている。
「2013年に亡くなった三國連太郎さん(享年90)や、阿川佐和子さん(65才)の父親で、2015年に亡くなった作家の阿川弘之さん(享年94)も最期は療養型病院で過ごされたそうです」(芸能関係者)
阿川さんの父・弘之さんは、昔から「もしおれが老人ホームに入ることになったら、自殺してやる」と訴えていた。ところが、阿川さんが“騙し騙し”で弘之さんを療養型病院に入院させると、あまりの快適さに大満足したという。
阿川さんは当時の様子を共著の『看る力 アガワ流介護入門』(文春新書)でこう記している。
《実際に入ってみたら病院食がとても美味かったらしく、すっかり気に入っちゃって。「病院食はまずいものだ」と思い込んでいる父が、こちらの食事を口にしてひと言、「うまい!」と言ったので、よし、やったあ、と(笑)》
※女性セブン2019年5月23日号