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2019.05.12 15:00  マネーポストWEB

大学1年でネット婚活する子も 結婚に焦る女子大生の心理

スマホアプリで婚活する女子大生の焦りとは(イメージ)

 2017年の初婚年齢(全国平均)は夫が31.1歳、妻29.4歳。平均初婚年齢は上昇傾向にあり、晩婚化が進む要因としては、ライフスタイルの多様化や女性の社会進出などが指摘されている。ここから、「結婚」はかならずしも人生のゴールではなく、選択肢の一つだという認識が広まったようにも見受けられる。

 しかし一方で、ここ数年「結婚への焦り」を口にする若い女性も増えているという。都内の大学で講師を務める女性・Aさん(30代)が語る。

「学生が利用しているアプリについて講義アンケートを取っているのですが、ここ数年『婚活アプリ』を使っているという女子学生が非常に多いことに驚きます。なかには入学してすぐの1年生が使っているケースもある。

 休み時間に学生から話を聞くと、『全然出会いがないんです!』『学生のうちに結婚相手候補を見つけないとマズい!』『周りも普通にアプリを使っていますよ』といった声が聞こえてきました。『キャンパス内で付き合ったり別れたりしたら、その後の学生生活が気まずいから外で見つけないと』と飄々と語る女子学生もいますね」(Aさん)

 なぜ、婚活アプリを使っている女子学生が目立つようになったのか。Aさんは、次のように分析している。

「2000年代までの『出会い系サイト』は援助交際や性被害などの印象と結び付けられることもあり、人前で堂々と『出会い系を使っている』と言えないムードがありましたよね。その後、スマホが普及しアプリが広まると『出会い系アプリ』が広まりましたが、やはり当初は不健全な印象があった。

 それが最近では『婚活アプリ』となって、ニュアンスが健全化している印象です。“ネット婚活”で結婚する人も少なくない時代ですから、今の大学生世代にはネガティブなイメージがあまりないようです。彼女たちに話を聞くと、『街中でのナンパの方が怪しい』『個人情報を登録するからアプリの方が安全』という声もあります」(Aさん)

 都内の女子大で統計学の講義を担当している教員・Bさん(41歳)も、最近の女子学生たちが結婚に焦りを見せていることを実感する一人だ。

「私の講義では、政府の統計データを利用してグループワークをさせているのですが、テーマについて自由に決めさせると『結婚について調べたい』『結婚しやすい職業を知りたい』『給料が高い職業の男性の人口を調べてみたい』と、結婚のことばかり。

 私が『大学生のうちから焦ることはないよ』と言っても、『インスタで可愛い結婚式をしている人を見たら羨ましくなる』『自分だけ結婚していなかったら、SNSでかわいそうな印象になる』と言うのです。もちろん、政治情勢や災害情報などの統計よりも、彼女たちにとって“結婚”が身近な話題であるのは仕方ないことなのでしょうが、それにしてもここ数年『結婚できなかったらどうしよう』という言葉が増えた気がします」(Bさん)

「若者の結婚離れ」などと言われることもあるが、晩婚化は“結婚願望のない若者の増加”を意味するわけではない。デジタルネイティブ世代にとってはネットやアプリも恋愛ツールの一つであり、そのツールの普及が若者に「婚活」を駆り立てているのかもしれない。

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