当初、KOPUREは5月11日~12日に二次選考、7月12日にファイナリストを発表すると告知していたが、5月8日、突如ファイナリストを発表。これも物議を呼んだ。
「我々が一部の関係者に、“10日にファイナリストを発表する”と明かしたタイミングだったので、驚きました」(同前)
本誌はKOPUREにも取材を申し込んだが、締め切りまでに回答はなかった。
両団体ともに、11月の三田祭(学園祭)に合わせてグランプリを決定する予定で、それまでの半年間はSNSや各種学内イベントに登場し、広報活動を続けていくという。
双方のファイナリストを見ると、前年にミスコンを開催した実行委員会側は従来のミスコンを踏襲した正当派美女が並び、KOPURE側は元アイドルや芸能事務所所属の学生モデルが顔を揃えるなど、方向性も真っ二つとなっている。
◆間違えて応募する学生も
かくして「ミス慶應コンテスト」が2つ同時に進行するという前代未聞の騒動に発展したわけだが、いったいどちらの主張に分があるのか。知的財産権に詳しい金沢工業大学客員教授で弁理士の栗原潔氏が語る。