CM中にも内容をブラッシュアップ

 私生活では高校生を持つ父親。幼い頃はパパと呼ばれていたが、成長した今は「とうさん」と呼ばれている。

「僕自身はパパ・ママで育って大学生になってその呼び方が無性に恥ずかしくなりましたが、その年齢で矯正は容易じゃない(苦笑)。『巨人の星』世代なので“とうちゃん”に憧れもありましたが、とうさんに落ち着きました。文字にするなら、“ちち”を当てて『父さん』。僕へ向ける息子の意識として望む意味もありますし、何より父として僕の責任感も増してきますので」

 と、言葉を大切にする福澤らしいこだわりを明かす。父としてのありかたを訊くと、「ウチはこういう価値観で動いているんだ、生きているんだと父の背中を見せ、福澤家のしっかりとした額縁でありたい」と信念を語った。

当日は15時から打ち合わせを行ない、17時台にリハーサルのためスタジオ入り

収録の様子

「額縁でありたい」と語る

ご意見バンのスタンスとかぶらないよう、バランスを保つのも仕事

●ふくざわ・あきら/1963年9月14日生まれ、東京都出身。1988年に早稲田大学第一文学部を卒業し、日本テレビ入社。プロレス中継やバラエティ、情報番組で人気となり、「ジャストミート!」「ファイヤー!」などの流行語を生む。2005年に退社し、フリーに。『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)にレギュラー出演するほか、『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)に役者として出演する(不定期)など、幅広く活躍する

●撮影/鈴木ゴータ 取材・文/渡部美也

※週刊ポスト2019年6月7日号

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