本誌は店に聞いた。
──アイダホ産のじゃがいもを用意したと報じられていたが?
「ええ!? 国産ですよ? (厨房に呼びかけ)お~い、トランプ大統領に出したじゃがいも、国産だよな? (厨房から「はい!」という声が聞こえる)うん、国産です」
──でも、テレビでは「アイダホ産」って……。
「そうなんですか? こっちじゃわからないですね……」
外務省にも確認すると、「(アイダホ産という報道は)間違いです。調整の過程は申し上げられませんが、トランプ大統領に提供したのは北海道産のじゃがいもです」と回答。意外なほどあっさりと、“メイド・イン・ジャパン”だったと認めるのだ。
では、いったいなぜ「アイダホ産」が独り歩きしたのか。
テレビ局スタッフに聞くと、「政治部の記者が官邸経由で『じゃがいもはアイダホ産のものを出す』という情報を聞いてきたから、そういう解説をしたんですが……」と困惑した様子。
内情を知る官邸スタッフが、この“誤情報リーク”の舞台裏を明かす。