• TOP
  • スポーツ
  • 天覧試合60年の証言、長嶋のHRに隠れた広岡&藤田の重要局面

スポーツ

2019.06.12 11:00  週刊ポスト

天覧試合60年の証言、長嶋のHRに隠れた広岡&藤田の重要局面

 試合後には、ベンチ入りした全員に菊の御紋入りの恩賜たばこが配られた。

「僕はタバコを吸わないので親父に持って帰りましたが、感激して吸わずに見入っていたのを覚えています。天皇陛下がどんな存在であるか、皆わかっている時代でしたからね」(小山氏)

 天覧試合を機にプロ野球は国民的娯楽となったが、その後公式戦では一度も行なわれていない(※1966年11月8日に後楽園球場で開催された日米野球、ドジャース対巨人戦で2度目の天覧試合が実現しているが、あまり知られていない。この試合でも巨人・長嶋茂雄は本塁打を放っている)。

 上皇も天皇在位中、球場で野球を観ることはなかった。小学生の頃は巨人ファンだと伝えられ、甲子園で始球式を行なうなど野球にも造詣が深いといわれる今上天皇。60年の時代を超えて、再び天覧試合が実現される日は来るだろうか。

■取材・文/鵜飼克郎

※週刊ポスト2019年6月21日号

関連記事

トピックス